岩田寛はフィールド最高64でも… 「許せない」ミスに表情硬く
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 3日目(27日)◇泉ヶ丘CC(大阪)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3293人)
13位から4打差を追った岩田寛がフィールドベストに並ぶ「64」をマークし、首位に3打差の通算15アンダー2位で優勝争いに加わった。1イーグル6バーディ、1ボギーと見事な内容だが、唯一のボギーを喫した前半4番に「許せない」と語気を強める。「今でも、ずっと引きずっています」と表情は硬いままだった。
「フェアウェイからのボギーだったので」と話す4番は、2打目をグリーン左側のバンカーに入れたもの。直後の左ドッグレッグホールの短い5番も1Wショットを左ラフに入れたが、「たまたま」という3mにつけてのバーディで「何とか切り替えられた」という。
9番(パー5)では273ydの2打目から5mにつけるイーグルで観衆を沸かせるプレーもありながら、「あと3つくらい伸ばしたかった。できなかった課題もあったし反省ばかりです」と前向きな言葉は聞こえてこない。そもそも“手ごたえ”を「感じたこともないし、ないと思ったこともない」というのが岩田の感覚。「やりたいこと。それをただ、やりたいだけ」。もちろんスコアも大事だが、44歳のベテランが一打一打に求めるこだわりの強さは人一倍だ。
これまでの7勝も、そんな思いを抱えながら積み上げてきた。「優勝への意識はもちろんあるけど、自分がやりたいことができないと本当にイヤだ。一打ずつなので、優先順位は分からないです」。昨年11月「カシオワールドオープン」に続くタイトルが懸かる最終日、岩田の願いはどこまでショットに届くだろうか。(堺市南区/塚田達也)