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「ヤバい×3」の6オーバーから 星野陸也は意地の挽回

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

若い力に視線が集まった注目組で、星野陸也はひとり焦っていた。前日の初日、同じ組に入ったともに21歳の蝉川泰果中島啓太はいずれも出だし10番から2連続バーディ発進。一方、26歳はダブルボギー、ボギーでスタート。つまずきは、それで終わらない。さらにボギーとダボを1つずつ記録し、前半8ホールを終えて6オーバーに沈んだ。

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「ヤバい、ヤバい、ヤバい…。“80”が見えてきた」と心が折れかけた18番(パー5)で、ようやく初バーディを決めて反撃を開始。後半のアウトで3つスコアを戻して2オーバーの47位で終えると、この2日目は完全にペースを取り戻した。6バーディ、1ボギーの「65」で通算5アンダー。あれよあれよという間に、首位とは5打差の6位で予選を通過した。

太平洋クラブ御殿場コースの高速グリーンに手を焼き、タッチが合ってきたのは「きょうの後半くらいから」。カップに勢いよく飛び込むパットを見た同伴の2人からは何度となく「強いですね」と声が飛んだ。「強気のパットで入って良かったです」と苦笑い。2週前に通算6勝目を挙げた先輩プロとしての面目を保てた。

「優勝の流れ、ショットの感じも流れが出てきた。ここまで戻れたのは最高」とカムバックに安堵した。賞金ランキングは現在3位で、トップの比嘉一貴を約5763万円差で追う。残すところ4試合になったシーズン。「あと、1、2勝して賞金王になれるように頑張ります」。猛チャージはこれで終われない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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