右ひざに不安を抱える34歳

◇国内男子◇For The Players By The Players 2日目（7日）◇THE RAYSUM（群馬）◇7137yd（パー71）

中西直人が3連続バーディを含む6バーディ、2ボギーの10ポイントを獲得。計17ポイント3位で決勝ラウンドに臨む。

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「後半はバーディチャンスで上りにつけばいいなと思っていた」と大雨の中、後半16番パー3は7Iで左2mにつけてバーディ。続く17番パー5は3m、最終18番は9Iで5mを沈めて3連続バーディで締めた。

半月板を損傷し、痛みが続いていた右ひざについても前週の発見が生きる。フォロースルーの勢いのまま右足を踏み出すことで負担が大きく軽減された。

「右ひざがめちゃくちゃ悪くなっていて、歩くのがしんどいぐらいでしたけど、痛みが出ない打ち方をやっていました。打った後に右足を一歩前に出すところから始めました」

3位で決勝に進んだ。逆転Vを狙う

医師からはすぐにでも手術を勧められているが、試合が続くだけに今季終了までメスを入れるつもりはない。

「プレーが終わったらすぐにアイシングです。練習している選手がうらやましい。今は常にアイシングを持ち歩いています」。抜本的な解決とはならないが、細かいケアで日々を乗り切っている。

2010年にツアープレーヤーに転向し、ベテランの域に入る34歳。「気持ちはずっと17歳ぐらいですけど、体が追いついてきていない」と笑う。“爆弾”を抱える右ひざだが、ツアー初優勝へ残り36ホールを走り切る。（群馬県安中市／玉木充）