18番のバーディで首位に追いついた

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目（26日）◇芥屋GC（福岡）◇7191yd（パー72）

焦る気持ちを抑えつつ、最終ホールをバーディで締めてトップに食らいついた。首位と1打差から出た河本力が、通算11アンダー首位タイで決勝進出。ここからがプレッシャーとの戦いだ。

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昨年プロ転向を果たしたが、QT（予選会）は74位で終わって今季は下部のABEMAツアーが主戦場。限られたレギュラーツアーの舞台で賞金シードを目指しているが、それも来週で一区切りとなる。「フジサンケイクラシック」を終えた後、賞金ランキングに基づき出場優先順位を入れ替えるリランキングが実施される。

河本は現在、リランキング対象の13番手につけており、出場人数が少ない終盤戦の試合を考えると1桁台まで順位を上げたいところ。

理想は「一発シード」運命の週末へ

「前のめりになりすぎず」と言い聞かせながらも、5番で3パットのボギーを喫した際は気持ちがぐらついた。「バーディチャンスだったので、焦りにつながりそうだった」と振り返ったが、すぐに持ち直して連続バーディでバウンスバック。最後まで崩れずに7バーディ、2ボギーの「67」で耐えてトップをとらえた。

予選2日間を終えてアンダーパーが91人という伸ばし合い。僅差に選手がひしめく中、少しでも気を抜けば崩れてしまう。「もちろん優勝も狙っていくんですけど、焦りも理解しながら、きょうみたいな気持ちでゴルフができれば」とひと呼吸。「理想は一発シード」という大きな野望を心に秘めて、残り2日間を戦っていく。（福岡県糸島市／谷口愛純）

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