2番で下り3mのバーディパットを外し、不服そうな表情を浮かべる武藤俊憲

国内男子ツアー「The Championship by LEXUS（レクサス選手権）」の2日目を終えて、9アンダーの首位タイに浮上した武藤俊憲は、昨年も2日目までは3位につける好スタートを切っていた。「昨年も同じことを、ここで話したと思いますが、僕は自分でレクサスを買ったので、今年こそは副賞の車が欲しいですね。今度はハイブリッドがいいなと思っていたんですよ」と笑顔で話す。

この2日間の武藤は、ショットの精度は高いがパッティングはいまひとつ。2日間で11個のバーディを奪ってはいるが、それ以外に3m程度のバーディパットやイーグルパットをいくつも外している。「イーグルパットも含めて、もうちょっと入ってくれたらと思いましたが、贅沢ですよね・・・」と自分を納得させるように口ごもった。

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「今シーズンは何をやっても上手く行かないんですよ。それでストレスが溜まっていたのもあって、2週間前の試合は思い切って休みました。子供と公園に行ったり、良い気分転換が出来ました。谷口徹プロ、山下和宏プロとも2日間ゴルフはしましたよ」。ストレスが解消できたのか、この2日間の武藤は昨年優勝したときのようにショットが安定している。

3～4mのバーディパットがさらに決まるようになれば、残る2日間で20アンダーくらいまでスコアを伸ばしかねない。昨年の「コカ･コーラ東海クラシック」以来1年ぶりの優勝を果たすことはできるのだろうか。