大西魁斗は今週も上位で週末へ

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2日目（10日）◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd（パー72）

南カリフォルニア大を卒業し、日本ツアーに参戦してから1年が経った。23歳になった大西魁斗はその間、初優勝のチャンスがあるポジションでもプレー。今季の賞金ランキングは12位にいる。経験を着実に重ねてきただけでなく、一回り大きくなったのはカラダも同じ。帰国時に67kgだった体重はいまや73kgにまで増えた。

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増量した期間は4月の「東建ホームメイトカップ」からここまでの2カ月ほどだという。筋肉の動きや身体の可動域、柔軟性を確認することをメーンにした、オープンウィークの週4回のトレーニングはもとより、最近は「体重をとにかく落とさないように。コースでも食べるように意識している」

ラウンド中の補食にはできるだけ高カロリーの食材を選ぶ。この日は山崎製パンの「ランチパック」（ピーナッツ味）をショットの合間にパクパク…。「連戦になると体も疲れてくる。細いと安定性にも欠ける」と考え、現状が人生で最も重い、ベスト体重と感じている。

3アンダーの33位から出た第2ラウンドは初日と考え方を変えた。「攻めすぎると苦しめられるコース。短い番手を持つようにした」と積極性を抑えてプレー。前半インを4バーディでターンすると、1番（パー5）で10mのイーグルパットを沈めたが、「寄せるメンタル」を大事にし続け「65」をマークした。

通算10アンダーと好位置で迎える決勝ラウンド。「ボギーを打たずに頑張りたい」。全国の遠征に帯同し、栄養管理も担当してくれる母にも報いたい。（福岡県桂川町／桂川洋一）