国内男子ツアー

GDO編集部が選ぶ2021年ゴルフ10大ニュース(男子編)

2021/12/30 10:27
編集部が2021年男子10大ニュースを振り返りました

2021年にGDOが配信したすべての記事から、編集部が男子ゴルフの10大ニュースを選出。国内外のツアーを彩ったホットな話題を振り返ります。

1位 松山英樹がマスターズ優勝 日本人初のメジャー制覇

松山英樹の快挙に日本のゴルフファンも酔いしれました

松山英樹が4月の海外メジャー「マスターズ」で優勝しました。2011年に初出場でローアマチュアを獲得してから、10回目の挑戦で悲願のグリーンジャケットを手にしました。日本人初のメジャー制覇に日本中のゴルフファンが歓喜しました。

8月「東京五輪」では銅メダルをかけた7人のプレーオフに臨み、4位。10月に千葉で開催された米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、5打差圧勝と力の差を見せつけました。

2位 タイガー・ウッズが車の事故で重傷

大事故からカムバックを果たしたタイガー・ウッズ。ツアー復帰にも期待です

タイガー・ウッズが2月23日午前、ロサンゼルス南西の高級住宅街ホーソン通りで自損事故を起こし、「片足を失っている可能性」もあるほどの重症を負いました。

選手生命も危ぶまれましたが、懸命な治療とリハビリを経て12月のツアー外競技「PNC選手権」で実戦復帰。カートを使いながらも愛息チャーリーくんと2日間をプレーして、2位に入りました。今後はツアー復帰に期待です。

3位 中島啓太が史上5人目のアマV&「アジアアマ」優勝

アジアアマを制した中島啓太。悲願のタイトルに涙を流しました

中島啓太(日体大)が9月「パナソニックオープン」で、アマチュア優勝を果たしました。永野竜太郎とのプレーオフを制し、倉本昌弘石川遼松山英樹金谷拓実に続く史上5人目の快挙を成し遂げました。

11月「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」でもプレーオフの末に優勝。松山英樹金谷拓実に続く日本勢3人目の偉業で、22年の海外メジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を獲得しました。

4位 50歳フィル・ミケルソンがメジャー最年長優勝

フィル・ミケルソンがメジャーを制しました

フィル・ミケルソンが5月「全米プロゴルフ選手権」を制しました。2013年「全英オープン」以来となる海外メジャー通算6勝目で、50歳11カ月7日でのメジャー制覇は史上最年長記録でした。

近年は筋力トレーニングに加え、ファスティング(断食)で減量にも挑戦。精神面でも瞑想を取り入れるなど様々な角度から競技と向かい合いました。最終日には飛ばし屋のブライソン・デシャンボー超えの366ydドライブを記録。“ビッグレフティ”の進化はまだまだ続きそうです。

5位 ザンダー・シャウフェレが「東京五輪」で金メダル

日本にルーツを持つザンダー・シャウフェレが金メダルを獲得しました

米国のザンダー・シャウフェレが「東京五輪]で金メダルを獲得しました。陸上競技で五輪を目指したフランス人とドイツ人のハーフの父を持ち、台湾人の母が育った日本で結果を残しました。

6位 ルーキー金谷拓実が賞金ランキング2位

金谷拓実はルーキーながらも賞金ランキング2位に入りました

ツアールーキーの金谷拓実が20年「ダンロップフェニックス」、21年「東建ホームメイトカップ」とシーズン2勝を挙げました。12月の最終戦「日本シリーズJTカップ」でも3位に入り、1億1980万3605円を稼いで賞金ランキング2位に入りました。

年末の世界ランキングで50位を確保し、22年4月の海外メジャー「マスターズ」の出場権を手にしました。

7位 コリン・モリカワが「全英」初V&米国勢初の欧州年間王者

コリン・モリカワは「全英」を初出場で制しました

コリン・モリカワが7月の海外メジャー「全英オープン」でツアー5勝目を挙げました。大会初出場での全英Vは1900年以降では史上6人目でした。

11月の欧州ツアー最終戦「DPワールド ツアー選手権」でも、逆転で大会初優勝。米国人として初めての年間王者に輝きました。

8位 石川遼が自主隔離中の行動で謝罪

石川遼は会見で謝罪しました

石川遼が11月24日、自主隔離中の行動について会見で謝罪しました。米下部ツアー予選会から帰国し、14日間の新型コロナウイルス感染拡大防止のための自主隔離中に一般客も利用する練習場やコースで調整していました。

石川は目に涙を浮かべて謝り、日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長と理事を辞任。JGTOは1カ月間の出場停止処分を下しました。

9位 ジョン・ラームが「全米オープン」でメジャー初V

ジョン・ラームはコロナで棄権からメジャー初優勝をあげました

スペインのジョン・ラームが6月「全米オープン」で海外メジャー初優勝を遂げました。スペインのメジャーチャンピオンは故セベ・バレステロスを筆頭にホセ・マリア・オラサバルセルヒオ・ガルシアに続く4人目となりました。

ラームは2週前の米ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」3日目を終えて6打差首位に立ちながら、新型コロナウイルス陽性と判定されて棄権を余儀なくされていました。

10位 川村昌弘が2年連続で欧州ツアー最終戦出場

川村昌弘は未勝利も安定した成績を残しました

川村昌弘が欧州ツアーの年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)上位50人が出場できる11月の最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」に2年連続で出場しました。

大会は48位でしたが、3年目のシーズンをレース・トゥ・ドバイ50位でフィニッシュ。未勝利ながら安定した成績を残しました。22年は初勝利が待たれます。