星野陸也は東京五輪明けの大会に

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 事前（18日）◇ザ・ノースカントリー（北海道）◇7178yd（パー72）

「東京五輪」に出場した星野陸也は賞金ランキング1位で国内ツアーの再開戦を迎える。メジャー3大会を含めたビッグイベントの季節は区切り。すでに3勝をマークしているシーズンの後半戦は「2勝以上を目指していきたい」と目標を掲げた。

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5月「全米プロ」からの渡米後、6月「日本プロ」出場のために一時帰国。すぐに「全英オープン」のために渡英し、霞ヶ関カンツリー倶楽部でオリンピアンになった。その間は新型コロナウイルス禍の渡航“バブル”の内側にいたため、茨城県内の自宅には帰らぬまま。五輪が終わって2カ月半ぶりに故郷に戻り、たまった荷物の整理から今大会への準備を始めたという。

稲見萌寧、畑岡奈紗の活躍はテレビで観戦。「本当にすごかった。（稲見は）プレーオフで世界のトッププレーヤーに勝ってメダルを獲得した」と素直に賛辞を贈った。

自身はメダル争いに加われなかったが、一流選手と相対した期間で得たものは計り知れないほど大きい。「（米国では）難しいセッティングで、深く、クラブも入らないくらい粘っこい芝を経験したりした。どう対応するか、経験して分かってきたこともある」と、短い充電期間でクラブ調整にも勤しんだ。

来年もトップレベルにもう一度挑戦できるかどうかという点で、国内での冬場にかけての試合は重要。「賞金1位も獲りたいですし、世界ランキングも上げたい」と言葉に力を込めた。（北海道千歳市／桂川洋一）