舞台上とは違う、ゴルファーの顔。「ゴルフで足腰きたえないと」と18ホールを歩き通した

◇国内男子◇ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 2日目(21日)◇取手国際GC（茨城県）◇東コース6804yd、西コース6531yd（パー70）

国内ツアー初の試みとなるプロアマ形式のトーナメントを開催中の男子ゴルフ。2日目まで行われたフォアボール方式でのダブルス戦では、元プロ野球選手の宮本慎也さんや谷繁元信さん、和田一浩さんらのほか、俳優の市村正親さんも登場。プロたちとともに笑顔でプレーする様子を見せた。

＜＜　下に続く　＞＞

2日目、市村さんは藤田寛之と非公式開催だった前回大会覇者の関藤直熙と同組でプレー。関藤からスイング面でアドバイスをもらうなど会話も弾んだそうで、「プロアマは初めてだったけど、趣味のゴルフで楽しい思いをさせてもらって本当に光栄でした」

舞台人らしく、「ゴルフ場というのはまさにプロたちにとって舞台で、グリーンの立ち姿とか本当に美しくて、僕も美しい芝居をやらないといけないなとひしひしと感じました。コロナで大変だとは思うけど、いろんな形で男子ゴルフを応援できたらいいな。ゴルフを見てもらいたい」とじょう舌に語った。

サービス精神旺盛。普段のスコアを尋ねると「108とか。ぼんのうの数たたいてます」と笑いを誘った

ゴルフは3年ほど前から「子どものパパ友達がみんな40代前半で、誘われたときに子どものためにも恥かいちゃいかん」と本格的に練習を始めたそう。目安となる“100切り”も数回達成しており、ベストスコアは昨年に出した「97」。「やっぱり楽しいですよね。色んな人と知り合えるし、ましてや3年前に始めたことでプロのプレーを間近で見られるなんて。これもどっかの舞台(の芝居)に影響すると思います」

コロナ禍もあって本業の舞台も「公演が中止に」なっている。空いた時間で緊急事態宣言の対象外地域のゴルフ場を探してラウンドしているという。「あした(22日)もパパ友とゴルフなんです(笑)」とハマりっぷりを見せた。女優で妻の篠原涼子さんも「クラブは持っている」。家族団らんする市村家をゴルフ場で見かけることがあるかもしれない。(茨城県つくばみらい市／石井操)