2016年 松山英樹が日本OP初制覇 4万5257人の大ギャラリー

日本オープンを制した松山英樹

埼玉県入間市の狭山ゴルフ・クラブで開催された「日本オープン」で、松山英樹が大会初制覇を遂げた。

同じ最終日最終組で回った池田勇太に3打差をつけて迎えた16番（パー3）、10mのバーディパットをラインに乗せた。確信めいて突き上げた左手。「ラインも良い感じだった。入ると思った」とボールがカップを鳴らすと同時に豪快に右腕を振り下ろし、勝負を決めた。

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同年2月に主戦場の米ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で通算2勝目を挙げ、優勝候補筆頭として母国のナショナルオープンにプロとして初参戦した。期待値の高さはアダム・スコット（オーストラリア）、石川遼と同組の予選ラウンドで集めた2万人超のギャラリー数に表れた。

4日間の来場者数は4万5257人。連日長蛇の列にサインをした。「国内ツアーの人気低迷も言われていますが、今回、組み合わせもありますが、これだけのギャラリーが入ってくれた。上位の選手も国内でやっている選手ですし、実力的には変わらないと思う。でも僕が海外でやっている選手だから応援してくださった方も多いと思う。僕は海外で頑張りたいです」。日本のファンに夢と希望を与え、再び海外での戦いに身を投じた。