17番ではマスターズに関する話題で、互いに笑顔が見られた

石川遼と片山晋呉が初めて同組でラウンドするとあり、ファンや報道陣から多くの注目を浴びていた最終組。憧れの片山とのラウンドに対し、石川は「ここまでの緊張はなかった」と振り返った。スコアの上では11打差をつけられて実力の差を見せ付けられた石川だが、ラウンドの途中で片山が話しかける一面も。

17番では、この日初めてといってもよい談笑が交わされ、「まさか片山さんから話しかけてくれるとは…。自分から話しかけることもできませんし、それだけで感動して泣きそうになりました」と、笑顔で振り返っていた。

＜＜　下に続く　＞＞

その内容は、石川が目標としている海外メジャーの最高峰、『マスターズ』出場について。片山に「マスターズに出たいの？」 と聞かれ、「20歳までに出場したいです」と答えると、「20歳までに何をすべきかしっかりと決めるように。そうすれば、君なら絶対に出場できるし、出場しているところを俺も見てみたい」と返されたという。

そう話す石川の表情は、プロゴルファーに憧れる16歳の少年に戻っているように見えた。