「Hot Shot with GDO」2016年10月のマンスリーゲストにはエイミー・コガプロを迎え、全4回でお届けする。

1995年8月26日生まれ。長崎県に生まれ、1年後に米国ハワイへ移住。現在はハワイ大学に在学中で、2015年に日本国内ツアー出場権を目指しQTを受験したが96位に終わる。今年の3月に、ステップアップツアーを中心に日本ツアーに参戦するため、家族でハワイから大阪へ引っ越し、来年のレギュラーツアー出場を目指している。

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第1回 「毎日がアドベンチャー」

ハワイから日本に移り住んで半年が経った。いまだに運転するときにはウインカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまうが（笑）、だいぶ生活には慣れてきた。

当初一番びっくりしたのはゴルフコースの違い。ハワイでは海の横にあったが、日本では山の中。18ホールを担いでスルーでまわっていたので、ハーフで休憩をしてランチを食べると聞いて、「なんで？？」と、戸惑った。

いまでは友達もたくさんでき、初めましての人が多いので名前を覚えるのが大変だが、ワクワク、ドキドキ、日々、色々なことを学んでいる。

現在、ハワイ大学に在学中で、日本に引っ越した際にオンライン教育に切り替えた。コミュニケーション学部を専攻しており、いつもたくさんの宿題を抱えている。遠征にもコンピューターを持っていくのは大変だが、ゴルフ以外のことを考える時間がとても大切だと感じている。自分のペースでしっかりと勉強し、ゴルフと大学の両立を目指している。

第2回 「ミッシェル・ウィとの記念写真」

テコンドー、水泳、テニス、フラダンス、空手、バレーなど色々なスポーツを楽しんでいた子供時代。8歳の頃、細くて弱かったエイミーを見た両親に、冗談で「試合で表彰されたらなんでも買ってあげるよ」と言われ、テコンドーの試合で見事2位に！

父親が毎日のようにプレーをしていたのを見て楽しそうだと思ったからか、「ゴルフクラブ」をリクエストし、それ以来ゴルフを続けている。14歳のとき、サンディエゴで開催された世界ジュニア選手権で優勝。前年に予選落ちとなり、悔しくて練習をした結果が実った。

ハワイ出身だからか、似てる、とよく言われるのが、ミッシェル・ウィ。数年前に試合会場で会ったときに、本人から「わたしに似てるね！」と言われて納得。その上、ミッシェルから「写真を撮ろう」と言われ大感激。

一番好きな食べ物は「アサイーボウル」で、ハワイでは、ハイキングや海からの帰り道にショップに立ち寄って毎日のように食べていた。

第3回 「食べて、食べて、15キロ増！？」

プロになってからは、クラブとボールはテーラーメイド、ウェアはアディダスと契約をした。得意クラブはショートアイアンとウェッジ。PWに加えて、50度、54度、58度のウェッジをバッグに入れている。

日本にきて一番大変だったのは、グリーン周りの芝の種類の違いに慣れること。昨年のQTを受けたときは冬だったので、芝がパサパサで驚いた。ハワイの芝は生き生きしていて、粘り気があるため、フェイスを開き気味で打っていたが、日本ではダフったり、飛んじゃったりと、距離感を合わせるのが難しかった。

3年くらい前に、飛距離アップのために、朝6時から授業が始まるまで、週4回のウエイトトレーニングを欠かさずおこなった。パスタやサンドイッチを際限なくたくさん食べ、2年で15キロ増！そのおかげで、以前より30ヤードくらい飛ぶようになった。身長は176cmで、ヒールを履くと180cmをこえる。日本では、自分が「デカイ」と実感することが多い。

第4回 「特技は腹踊り」

ステップアップツアー参戦のため、今年3月に家族全員でハワイから大阪へ引っ越してきた。日本語はあまり読めないが、YouTubeでお笑いを観て、テロップをみながら勉強をしている。11歳、14歳の妹がおり、仕事で家を留守にしがちな母親に代わって、ずっと面倒をみてきた。二人ともハワイの数々の大会で、上位に名を連ねたジュニアゴルファーだ。

特技は「腹踊り」。小さい頃からお腹を波打たせるのが得意で、お友達に驚かれて普通じゃないんだと実感。日本の生活を満喫していて、ハワイに戻りたいとは思わない。国内の移動距離が短いし、時差もない。そしてなにより、色々な種類があって食事が美味しいところが一番好き。

まずはステップアップツアーで優勝し、レギュラーツアーへの出場権を得ることが目標。ゴルフをしていれば、言葉が通じなくても、色々な人とプレーをしてコミュニケーションがとれる。これからどんな「初めて」に出会うのか、いまから楽しみだ。