2014年 WGC HSBCチャンピオンズ

マクドウェルが首位発進

2014/11/07 09:39
後続に2打差リードで、単独首位に立ったグレーム・マクドウェル(Scott Halleran/Getty Images)

上海で開催されている「WGC HSBCチャンピオンズ」は初日のラウンドが終了し、前半に目覚ましいパフォーマンスを披露したグレーム・マクドウェルが2打差の首位に立った。

シェシャンインターナショナルGCで出だしの12ホールを7アンダーでラウンドしたマクドウェルは、その後の6ホールで2つスコアを落とすも、「レース・トゥ・ドバイ」ファイナルシリーズ第2戦の初日を5アンダーの「67」でラウンドした。

10番からスタートした「ライダーカップ」のスター選手であるマクドウェルは、オープニングホールでバーディを奪うと、13番、14番、16番、そして17番でバーディを奪い、前半を「31」で折り返すと、2番と3番でもバーディを奪って公式世界ゴルフランキングの上位50人中40人の選手が出そろったスター選手の集団から抜け出した。

しかしながら、かつての「全米オープン」王者は4番でこの日初となるボギーを叩くと、この日唯一ティショットでフェアウェイを外した全長603ヤードの8番でもその代償を払いボギーを叩いた。

「言うまでもなく、今日はコースのコンディションがかなり難しかった」とマクドウェル。「練習ラウンドとは風向きが全く変わってしまい、ゲームプランを変更しなくてはならいところもあったし、いくつか距離が長くなってしまったホールもあった」

「このゴルフコース攻略における大きな鍵はドライバーで良いショットを打つことで、今日はドライバーがとても良かったんだ。確かフェアウェイを外したのは1回だけだったと思うけれど、それはとても重要なんだ」

「グリーンは素晴らしいコンディションにあって、実際僕はパットがとても好調だった」

「12ホールを終えて7アンダーというのは素敵なスタートだった。終盤、幾つかスコアを落としはしたけれど、全体的に見て、十分にトリッキーといえる日に5アンダーで回ったのだからすごく満足している」

「今日はこれまでのこのゴルフコースで、ティからのプレーが一番タフだった」

「知っての通り、昨年はスコアが伸びた。昨年もラフはとても深かったけれど、コースが柔らかく、それが効果的になって、もっとフェアウェイを広く使えたし、グリーンはもっと許容範囲が広かったんだ」

「今年はフェアウェイを外すとすごくトリッキーになるね。ラフは非常に苛酷で、グリーンを外すと厄介なことになる。ここではランオフエリアは苛烈で、グリーン回りのラフは容赦ない感じだね」

「今年の方が遥かにトリッキーな試練が待ち構えているし、このゴルフコースは本当に手強くなったね。 毎年ここでプレーしているけれど、このコースは僕らがWGCでプレーするコースの中で最高とまではいかないかもしれないけれど、最良のコースの一つなんじゃないかと思う」

「69」でラウンドしたマーティン・カイマーはイングランドのトミー・フリートウッドと並んで2位タイにつけており、南アフリカのティム・クラーク、そしてリッキー・ファウラークリス・カークブラント・スネデカーの米国勢トリオも同スコアで初日を終えている。これで現「全米オープン」王者のカイマーの当地での堂々とした記録は継続されることとなった。

「良いスタートとなったし、僕はここでのプレーをどのみち楽しめるからね」とカイマー。彼は優勝した2011年大会の最終日を「63」でラウンドしているばかりか、「62」というコースレコードも保持している。

「今日はイーブンパーでラウンドしている最中も、自分に言い聞かせていたんだ。これだけこのゴルフコースでのプレーを楽しめているじゃないか、それにバーディチャンスはまだまだ沢山やって来るのだからここは待つのが肝要だ、とね。今日は幸いにも後半がうまく行ったね」

リー・ウェストウッド、そして昨年2位のイアン・ポールターは11人の有力選手たちで形成される2アンダーのグループにつけており、世界2位のアダム・スコットルイ・ウーストハイゼン、そしてヘンリック・ステンソンらもこの集団につけている。

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