ヘンリック・ステンソンの最終戦優勝アラカルト
2015年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/19〜11/22 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
ドバイでの勝利を狙うローズとローリー
「レース・トゥ・ドバイ」でトップ2を走るロリー・マキロイとダニー・ウィレットを土壇場でかわすべく、ジャスティン・ローズとシェーン・ローリーが「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」での優勝を狙っている。
年間ランキング3位のローズは首位のマキロイに650,999ポイント差をつけられており、ローリーは更に51,480ポイント後方にいるが、今週は優勝者に1,333,330ポイントが与えられるとあり、今週優勝すればこの2人にも年間王者に輝くチャンスは残されている。
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世界5位のローズは過去にジュメイラ・ゴルフエステーツで好成績を残しており、昨年2位タイに入ったほか、2012年にはコースレコードの「62」をマークし、優勝したマキロイに次ぐ単独2位に入っている。
2013年の「全米オープン」王者である彼は、シーズン最終戦へ臨むにあたり、年間王者の可能性を残したことに喜びを見せた。
「もちろん僕は毎年ここドバイでシーズンを終えるのを楽しんでいるよ。ここは僕がエンジョイしてプレーできるコースなんだ。僕にとって良いコースだね」とローズ。
「ここ数年、ここでは良いプレーができているし、今年は『レース・トゥ・ドバイ』を制するチャンスがある状況だ。面白い1週間になるだろうね」。
「僕の最終目標は勝てば(年間王者の)チャンスがある状況でこの大会を迎えることだったし、実際十分に勝つチャンスはるよね」。
「僕は、この大会で勝利しながらも『レース・トゥ・ドバイ』を制すことができなかったらそれはとてもアンラッキーなこと、という見方をしているんだ。だから、シーズンのこの段階で、全てを勝ち取る大きなチャンスを手にしているということでは、自分の仕事の大半はこなせたと思うんだ」。
マキロイの脅威を警戒するローズだが、彼は首位でシーズンを終えることに自信を覗かせた。
「チャンスは十分あると思っている」とローズ。
「2012年は彼(マキロイ)にかわされたんだ。僕は2打差の首位で最終ホールを迎え、彼は何ホールか後ろにいたのを覚えている。リーダーボードを見ると、僕は2打差の首位で最終ホールをプレーし、その最終ホールでバーディを奪ったんだ」。
「最終ホールで2打差の首位に立ち、更にそこでバーディを奪って負けることって、余りないよね。彼は上がり5ホールでバーディを奪って勝ったんだ」。
「知っての通り彼は(このコースで)素晴らしい成績を残しているね。ヘンリック・ステンソンもここで良い成績を残している。僕とロリー、そしてヘンリックは皆、ここ数年このコースで素晴らしいプレーをしていると言えるね」。
「僕ら3人の誰かが日曜に勝つ可能性はそれなりに高いと思うし、もちろん僕らはそれが自分であればいいと思っているんだ」。
「でも、今週は多くのチャレンジャーが出現するのは確かなところだからね。誰が勝つにせよ、ベストのゴルフをプレーなければ勝てないよ」。
ローリーは「レース・トゥ・ドバイ」を制す上で、ジュメイラ・ゴルフエステーツでの優勝が必須条件となっていることを重々承知している。
「今週しなければいけないことは分かっているよ。この大会で勝たなくてはならないことは分かっているんだ。僕にとってはこれまでとは違う1週間になるね」とローリー。
「とにかく木曜と金曜は週末へ向け良い位置につける必要があるね」。
「日曜はできる限りエキサイティングな展開にできればと思っているよ」。
56位タイに終わった先週の「BMWマスターズ」ではパッティングにフラストレーションを募らせたローリーだったが、「WGCブリヂストンインビテーショナル」王者は大会を前に“静かな自信”を覗かせた。
「中国では悪戦苦闘するような感じだった。プレーはまずまずだったけれど、グリーンで苦労したね」とローリー。
「でも、昨日プロアマでプレーして、とても良いプレーができていると感じたんだ」。
「だから、今日の午後は9ホールプレーすることにしているし、十分に良いプレーができていると、静かな自信を感じているんだ。あとはパターが温まれば、確実に週末は勢いに乗れると思うんだ。そうなるよう幸運を祈るだけだね」。
最終組でプレーするマキロイとウィレットの1組前でプレーするローリーとローズは、現地時間木曜の午後12:30に最終戦のスタートを切ることになる。