再び全英オープンへ挑むルイス
アマチュア選手として出場した前回大会で、歴史に名を残したイングランドのトム・ルイスが、来月開幕する全英オープン出場に向けてポールポジションを獲得した。
アマチュア時代に出場した2011年の全英オープン初日、「65」を記録したルイスは、アマ選手としての最少スコアを樹立して首位タイに立った。
当時22歳の彼は4日間通算で30位、アマチュア選手としては2位の結果を残した。そしてプロへ転向した彼は、出場わずか3試合目のポルトガル・マスターズで優勝を果たした。
昨年の全英オープンでは苦戦したルイスは、残念なことに予選通過とはならなかった。しかし36ホールで行われる予選会初日の今日、彼は「66」という素晴らしいゴルフを見せた。
元ウォーカーカップのスター選手だったルイスは、オールドコースで6バーディ、2ボギーの4アンダーで回り、ギャレス・メイビン(北アイルランド)、マグナス・カールソン(スウェーデン)、そしてアレサンドロ・カニサレス(スペイン)に1打差をつけてリードしている。
グレーム・ストーム(イングランド)、ロマイン・ワテルとグレゴリー・ボーディ(共にフランス)はさらに1打差で後を追いかける展開で、79選手がわずか9つしかないミュアフィールドへの出場権を競っている。
その中には、アーニー・エルス(南アフリカ)が優勝した2002年の全英オープンで2位に食い込んだトーマス・レベ(フランス)もいる。奇しくも舞台は今年と同じミュアフィールドだった。
当時のレベは、エルス、スティーブ・エルキントン(オーストラリア)、スチュアート・アップルビー(オーストリア)の4人によるプレーオフの第1ホールで敗退してしまったのだが。
今日のレべは、最終2ホールで連続ボギーを叩いたもののオールドコースを「70」でフィニッシュした。ライダー・カップ主将のポール・マギンリー(北アイルランド)は「71」で回り、彼の前任で同じく主将を務めたホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、そして元全米オープン覇者のマイケル・キャンベル(ニュージーランド)は共に「72」で予選会初日を終えた。