PGA-BMW選手権が行わえるウェントワースGCのスタートホールとクラブハウス (Ross Kinnaird/Getty Images)

今週ウェントワースクラブで開催される2020年「BMW PGA選手権」で知っておくべき5つの重要事項は次の通り。

引き続きロレックスシリーズ

「BMW PGA選手権」は、スケジュールが組み直された2020年シーズンの「ロレックスシリーズ」第3戦にあたり、同シリーズはアーロン・ライがプレーオフでトミー・フリートウッドを退けた先週の「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」に続く、2週連続開催となる。

＜＜　下に続く　＞＞

今季「ロレックスシリーズ」初戦となった1月の「アブダビHSBC選手権」は、かつての世界ナンバーワンであるリー・ウェストウッドが制覇しており、今季「ロレックスシリーズ」第4戦にしてシーズン最終戦となる「DPワールドツアー選手権」は、12月にドバイで開催される。

ウィレットによる防衛戦

ダニー・ウィレットは終盤の痺れる展開を乗り切り、ドラマチックな最終ラウンドの末、スペインのジョン・ラームに競り勝って2019年「BMW PGA選手権」を制覇し、「ロレックスシリーズ」2勝目を挙げた。

メジャー王者のウィレットは今週、サリー州の有名なウエストコースを再訪し、2011年から2012年にかけて大会を連覇した同じ英国人選手のルーク・ドナルド以来となる、「BMW PGA選手権」でのタイトル防衛を目指してティアップする。

スターぞろいのフィールド

2016年の「マスターズ」王者であるウィレットは、今大会に出場する6人のメジャー王者の一人であり、他にはメジャー2勝のマルティン・カイマー、現「全英オープン」王者のシェーン・ローリー、メジャー3勝のパドレイグ・ハリントン、2018年「マスターズ」王者のパトリック・リード、そして2013年「全米オープン」王者のジャスティン・ローズがフィールドに名を連ねている。

2020年「レース・トゥ・ドバイ」で目下首位を走るリードは、今大会に出場する世界ランキングでトップ50に入る11人で最高位にランクインしており、「BMW PGA選手権」は2年連続出場となる。

異なる試練

「BMW PGA選手権」は昨年、従来の5月開催から9月開催となったことで、新たな章に入った。今年は開催が更に1ヶ月後ろ倒しされたことで、選手たちは異なる試練に晒されることとなる。

これまで大会は英国におけるスポーツの夏の始まりを象徴する存在となってきたが、「レース・トゥ・ドバイ」の終盤へ日程変更されたことで、ヨーロピアンツアーナンバーワンを決める上でその獲得ポイントが更に重要な意味を持つ大会となった。

今週もゴルフ・フォー・グッドは大盛況

今週、ヨーロピアンツアーは新型コロナウイルス感染拡大に対する地元の英雄に対し、「BMW PGA選手権」での忘れ難い体験の提供を約束する。勝者は、2021年「BMW PGA選手権」で招待客として観戦できるほか、来年の大会期間中はBMW5シリーズを運転でき、更にウェントワースのウエストコースで開催されるフォアボールに参加できる。

冠スポンサーのBMWは、大会期間中の4ラウンドを通じパー3の14番で最初に出たホールインワンに対し、新型530eツーリングと同額の71,645.01ポンドを大会の公式チャリティーであるアルツハイマー・ソサイエティへ寄付する。

一方、ファンは今年、個人でメガパットチャレンジのチャリティーへの参加が可能となっており、自宅から#MegaPuttChallengeへ投稿することで、アルツハイマー・ソサイエティへの寄付を行うことができる。投稿はソーシャルメディアのハッシュタグ、MegaPuttChallengeと#BMWPGAから可能となっており、最もクリエイティブなパットを決めた動画の投稿者には、来年の大会のチケットが進呈される。寄付はこちら（et.golf/DONATEBMWPGA）より。締め切りは10月11日、日曜日の深夜となっている。