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エキスパートクラス優勝の内藤さん「新たなつながりうれしい」/GDOアマ

2017/03/13 19:34

「GDOアマチュアゴルフトーナメント シングルス戦」(主催ゴルフダイジェスト・オンライン)の2016年度全国大会が13日(月)、宮崎県のフェニックスカントリークラブで開催され、全5クラスのチャンピオンが決まった。ハンディキャップ9.9以下の選手によるエキスパートクラスでは、岡山県の内藤貴嗣さん(41)が優勝。早朝から雨が落ちる難コンディションを「80」でまとめ、栄冠を手にした。

昨年3月から全国各地で行われた予選会、エリア決勝、エリア1日決勝を勝ち抜いた選手が出場。18ホールのストロークプレー(スクラッチ競技)で争われた。エキスパートクラスの第2組、午前7時25分にティオフした内藤さんは、スタートホールでいきなりトラブル。左に曲げた1番での第1打が木の根元につき、アンプレヤブルを宣告する不運に見舞われた。

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「その時点で、今日は“ない”な…と思いました」という意気消沈のダブルボギー発進が、逆に良い流れを生むのだからゴルフは分からない。プレーは2度目というトーナメントコースに胸は躍り「気が楽になって5ホール目くらいから、落ち着いて回れるようになりました。コースメンテナンスが完ぺきで、雨でも一日ワクワクしながら回らせていただいた」。折り返しの9番のトリプルボギーもなんのその。4つのバーディが勝利の決め手となった。

学生時代に野球、アメリカンフットボールでならした内藤さんが、ゴルフを始めたのは25歳のとき。初ラウンドのスコアは「118」というセンスの持ち主は、若かりし頃にはゴルフ場の研修生の輪の中に飛び込んで腕を磨き、5年ほどでシングルプレーヤーになった。とはいえ、所属するホームコースの真庭カンツリークラブは、積雪で冬に長いクローズ期間があり、ラウンドも月数回に限られる。「もう、上を突き詰めるゴルフはできない。シニアに向けてゴルフを嫌いにならないように頑張っています」と、真剣さを保ちつつも、ゴルフを楽しむことを忘れないのが身上だ。

月内に地元の競技にも出場する。「ゴルフは学生から、性別、世代に関わらず同じ時間を過ごせる。それは僕にとって欠くことのできない魅力です。きょうも同伴のメンバーの方々は優しくて、新たな“つながり”がうれしかった」。穏やかな笑みをたたえたチャンピオンは、周囲への感謝の言葉を残して急ぎ足でコースを去った。



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