2020年五輪開催地が東京に決定すれば、歴史ある霞ヶ関CCがゴルフ競技の戦いの舞台となる。

「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」が7日（月）、霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県）をゴルフ競技開催会場と記載した立候補ファイルを、正式にIOC（国際オリンピック委員会）に提出した。

日本オリンピック委員会（JOC)の加盟団体である公益法人日本ゴルフ協会（JGA）は、2012年4月に「オリンピックゴルフ競技対策本部および2020東京招致委員会」を設置し、メンバーにはゴルフ界全般の専門知識を持つ有識者を委員として組織化。東京都からの協力要請を受けて、ゴルフ競技場選定のため数回にわたり討議してきた。

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討議の結果、いくつか候補の中からオリンピック競技に相応しい規模、歴史や過去の競技実績を有するゴルフコースとして、霞ヶ関CCに決定。昨年11月にはIGF（国際ゴルフ連盟）の担当者がコースを視察し「フェアなコースであり、オリンピックを行うレベルに達している」との評価を受け、競技会場として承認を得た。

2020年オリンピック・パラリンピックの開催都市は現在、東京のほかイスタンブール（トルコ）、マドリード（スペイン）が立候補。今年9月7日のIOC総会で決定することになっている。

＜霞ヶ関カンツリー倶楽部の概要＞
所在地：埼玉県川越市笠幡3396番地
東コース
開場：1929年（昭和4年）10月6日 設計者：藤田欽哉、赤星六郎（改造：C.H.アリソン）
西コース
開場：1932年（昭和7年）6月12日 設計者：井上誠一

＜主な競技大会実績＞
日本オープンゴルフ選手権競技：1933年、56年、95年、2006年
カナダカップ（現ワールドカップ）：1957年
日本ジュニアゴルフ選手権競技：1971年～
日本アマチュアゴルフ選手権：1965年、1977年
日本女子オープンゴルフ選手権競技：1999年
アジアアマチュアチャンピオンシップ：2010年