2007年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

M.プレッセルがメジャー最年少優勝! 宮里藍は15位タイで終える

2007/04/02 00:00
ツアー初勝利をメジャーで飾ったM.プレッセル

カリフォルニア州、ミッションヒルズCCで行われる米国女子ツアーメジャー第1戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の最終日。18歳のモーガン・プレッセルが通算3アンダーとスコアを伸ばし、ツアー初勝利をメジャーで飾るという快挙を成し遂げた。

イーブンパー9位タイからスタートしたプレッセルは、メジャー仕様のハードなコースセッティングの中で3バーディ、ノーボギーの「69」をマーク。最終組の4組前をまわっていたプレッセルは、後続組の結果を待つことになった。すると、上位に名を連ねる優勝候補たちが軒並み順位を落とす展開に。最終18番、スーザン・ペターセン(ノルウェー)がプレーオフをかけたバーディパットを外し、プレッセルのツアー初優勝が決まった。18歳のメジャー制覇は、1968年に「全米女子プロ選手権」を制したサンドラ・ポスト(カナダ)の20歳と19日を塗り替える最年少記録。アメリカ期待のホープが、本土開催のメジャー初戦で偉大な記録を打ち立てた。

一方、こちらもツアー初勝利を狙っていたペターセンは、プレッシャーが災いしてか15番から17番でスコアを4つ落とし、ここでプレッセルに逆転を許す。最終18番のバーディパットもショートし、目前まで迫っていた快挙を逃す結果となった。

日本勢では、宮里藍が通算3オーバーの15位タイフィニッシュで日本人最高位。不動裕理は通算10オーバーの38位タイ、横峯さくらは通算11オーバーの44位タイ、大山志保は通算12オーバーの47位タイで競技を終えている。

また、ペターセンと並ぶ2位タイには、カトリーナ・マシュー(スコットランド)とブリタニー・リンシコムがランクイン。単独首位でスタートした朴セリ(韓国)は「77」を叩き、ロレーナ・オチョア(メキシコ)と並び10位タイに沈んだ。

いくつもの名勝負を繰り広げてきたミッションヒルズCC。周囲は山に囲まれている
最終日スコアを伸ばせなかったが、自信たっぷりの笑顔でラウンドを終えた宮里藍
夜明け前、コースに入った横峯さくらは早速練習場で打ち込んで体を温めた
勝負色!?真っ赤なシャツでラウンドした大山志保は最終日に順位を上げた
まるでキャロウェイの広告塔!?不動裕理は今年このクラブで日本ツアーも戦うのか!?
18歳でメジャーを制し時の人となったモーガン・プレッセル。新ヒロインの誕生だ!
アマチュア2位のテイラー・レオン(左)とベストアマを獲得したステーシー・ルイス
終盤4ストローク落としてしまい2位タイに終わったスーザン・ペターセン
最終日にもスコアを2つ伸ばし、1アンダー5位タイに食い込んだアマチュアのステーシー・ルイス
年間グランドスラムをかけたアニカ・ソレンスタムの戦いは9オーバー、31位タイに終わった
2アンダー2位タイに食い込んだスコットランドのカトリーナ・マシュー
韓国のエース朴セリがスコアを崩し、韓国勢で最上位の1アンダー5位になったS.H.アン
同期の優勝一番乗りをプレッセルに奪われた宮里藍。次は自分の番と心にちかう
メジャーの洗礼を受けたスーザン・ペターセン。大会を大いに盛り上げてくれた1人だ
3日目にスコアを崩した女王ロレーナ・オチョアだが、最終日は持ち直し10位タイフィニッシュ
最終日にプレッセルと並ぶ3アンダーをマークしたアンジェラ・スタンフォードも10位タイ
宮里藍、L.オチョアとラウンドした韓国のJ.Y.リー。13位タイに食い込んだ
キャリアグランドスラムを狙った朴セリだったが、終盤の4連続ボギーで撃沈してしまった
2位タイで競技を終えたブリタニー・リンシコム。ギャラリーから多くの声援を受けていた
18番ホールの池から飛び立ったカモ。あまりの歓声に落ち着いていられなかったようだ
初日好スタートを切ったカリー・ウェブだったが、連覇は達成できず5オーバー、20位タイ

2007年 クラフトナビスコチャンピオンシップ