朴セリは依然沈黙、H.W-ハンが首位浮上！

アラバマ州にあるロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイルのマグノリアグローブスクロッシングコースで行われている、米国女子ツアー「モービルLPGAトーナメントofチャンピオンズ」の2日目。初日アンダーパーでラウンドしたローリー・ケーンとカリー・ウェブはスコアを落とし、ドロシー・デラシンと韓国のハン・ヒーウォンが1ストローク伸ばし1アンダーで首位に浮上した。

初日イーブンパーの3位につけていた2人は、ともに4バーディ3ボギーで1ストローク伸ばした。デラシンは「ジャイアントイーグルLPGAクラシック」で2000年から2年連続優勝し、2001年には「サムソン世界選手権」でも勝利を収めツアー3勝。約2年間優勝から遠ざかっている。

一方ハンは、2000年まで日本ツアーで活躍し、その年のQスクールで上位に入り米ツアーに入り。そして今シーズン「サイベースビッグアップルクラシック」と「ウェンディーズ選手権 for チルドレン」で2勝しブレイクした選手だ。

首位の2人に迫るのは、この日のベストスコア「68」をマークした金美賢だ。首位の2人も長身ではないが、ツアーでも最も小さい金がキレのあるアイアンショットでイーブンパーの3位に浮上してきた。昨年2勝しツアー通算でも5勝している金だが、今シーズンは今ひとつ波に乗れず優勝争いにすら絡むことができなかった。シーズン終盤になったが、同じ韓国のハンとの優勝争いとなるのか。

今大会3連覇を狙う朴セリは、この日も1ストローク落とし通算5オーバーの16位。首位とは6打差だが、まだ諦める差ではない。この日の金のように勢いに乗れば4つや5つぐらいは伸ばせる。爆発力のある朴だけに残り2日間のゴルフに期待がかかる。