グレース朴がカリー・ウェブの追撃から逃げ切った!!
2003年米国女子ツアー第7戦「ミケロブライトオープン at キングスミル」が、バージニア州ウィリアムズバーグにあるキングスミルS&Pで開催された。2日目に首位に立った韓国のグレース朴が、通算9アンダーで今シーズンの1勝目を挙げた。
3日目に9アンダーまで伸ばし単独首位に立ったグレースは、最終日最悪のスタートを切った。1番でダブルボギー、2番はボギー、そして4番でもボギーを叩き、優勝争いから脱落したかと思われた。しかし、5番から7番ホールまで3連続バーディを奪い息を吹き返した。そして終盤の15、16番で連続バーディを奪いスタート時の9アンダーに戻し、2位に1打差で逃げ切ることができた。
グレースに最もプレッシャーを与えたのは、最終日に4ストローク伸ばし8アンダー2位に入ったカリー・ウェブだ。13番ホールからの3連続バーディで首位に立ち、キャリアの差を見せ付ける勢いだった。しかし、勝負どころの上がり3ホールでスコアを伸ばせず優勝を逃した。
そして、初日に6アンダー単独首位に立った新人のロレーナ・オチョアも大健闘だった。3日目に6アンダー3位に後退したが、最終日は序盤からバーディを積み重ね、7番ホールで9アンダー単独首位に立った。そのままスコアを伸ばす勢いだったが、8番でボギーを叩くと、その後はパーのオンパレード。1打差で初優勝は逃してしまったが、米ツアーで十分に活躍できることが証明された。
最終日、ウェブがスコアを伸ばしたが、優勝候補で米ツアーのトップを争うアニカ・ソレンスタムは6アンダー6位、2週連続優勝を狙った朴セリは、スコアを1つ落とし4アンダー8位止まりだった。
日本の福嶋晃子も優勝を狙える展開だった。2日目に首位と1打差の3位に浮上した福嶋だが、3日目に13位まで後退し。最終日はイーブンパーで3アンダー12位となった。
小林浩美は最終日に78を叩く大乱調で、通算11オーバー66位で競技を終えている。