“史上最長級プレーオフ”で飯島茜が5季ぶり優勝
2015/03/22 17:35
◇国内女子◇Tポイントレディス 最終日◇若木GC(佐賀県)◇6304yd(パー72)
ゴルフの国内女子ツアー第3戦「Tポイントレディス」(佐賀・若木GC)最終日は、飯島茜と全美貞が通算3アンダーの首位で並んでホールアウト。18番(パー5)を使って行われたプレーオフは、6ホール目に飯島がバーディを奪って決着し、今季初優勝、ツアー通算7勝目を挙げた。国内女子ツアーの最長プレーオフ記録(2人)は、古閑美保と大山志保が争って7ホール目に古閑が制した2006年「スタンレーレディス」。今回の所要時間は1時間47分で、その時のプレーオフ時間「1時間29分」を18分超える長時間だった。
前日までに通算3アンダーの2位とし、最終組で出た飯島は13番のダブルボギーで、一時は3ストローク落としたが、14番、16番、そして最終18番のバーディで、先に通算3アンダーでホールアウトしていた全に追いついた。プレーオフは3ホール目に互いにバーディを奪うなど一歩も譲らず、2度目のピン位置切り替え後の6ホール目に飯島のバーディパットで決着した。飯島の優勝は2010年9月「ゴルフ5レディス」以来5シーズンぶり。
1打差の通算2アンダー、3位に上田桃子、一ノ瀬優希、藤本麻子の3人が並んだ。1アンダーの菊地絵理香まで、アンダーパーで大会を終えたのは6人にとどまった。
17歳の永井花奈(東京・日出高)が2オーバーの12位タイに入り、ベストアマチュアを受賞した。
ディフェンディングチャンピオンの森田理香子は、16番で2打目を直接カップインさせてイーグルを奪う見せ場を作ったが、スコアを2つ落とし通算5オーバーの29位に終わった。