井上陽子、パープレーで肥後を下してプロ2勝目
1997/06/01 18:00
「欲張らないで、組み立てを考えてプレーしたい」と言っていた井上陽子が、出だし1番2番とバーディ、14番、17番をボギーにしたものの落ち着いたプレーで勝利をつかんだ。「連続バーディもあまり意識しないで、毎ホール、パーを取りにいく気持ちでプレーしました。そういうゴルフの結果として勝てたということはすごく嬉しいです。パープレーで回ろうと思って、思うようなゴルフをして、結果がでたんですから、すごく自信になりました」
昨年の明乳カップに続く2勝目。「思ったより早く2度目が勝てました」と井上。まだ若いが、確かな実力をつけてきている。また肥後かおりは11番ロングで3打目が目土の上というアンラッキーでダブルボギー。「いやだな、と思って打ったらやっばりダメでした。優勝争いもそうですけど、試合を盛り上げることもできないで、自分のふがいなさに腹が立ちます」 最終ホールまで期待をつないだが、最後のショットでグリーンを外した。
これで井上陽子は賞金900万円を上乗せして1025万円。ランク19位に上昇。ちなみに女子の賞金ランクトップはもちろん2勝の高又順、3243万円。続いて高村亜紀、塩谷育代、曽秀鳳、福嶋晃子、野呂奈津子、山岡明美..といった面々。必ずしも優勝していなくても上位に食い込めるのが面白い。コンスタントに優勝圏内に顔を出すことが重要なんですね。