「おばちゃん組で回りやすかった」と久々の上位進出を果たした藤井かすみ

国内女子ゴルフツアー第19戦「スタンレーレディスゴルフトーナメント」が、静岡県にある東名CCで開幕した。朝から黒い雲が上空を覆ったコースには、時折霧雨がぱらつき、時間の経過とともに気温も上昇。蒸し暑さの中での初日となった。

去年より数段深いラフとアップダウンのあるコースにスコアを伸ばしたのはベテラン選手。「飛んで曲がるより、飛ばなくて曲がらない方が有利」という、05年のチャンピオン表純子は6バーディ2ボギーの「68」で回って通算4アンダーの7位タイ。

＜＜　下に続く　＞＞

通算7アンダーで首位に立つニッキー・キャンベル（オーストラリア）を1打差で追いかける藤井かすみは、「久しぶりにすごく心地いい緊張感で明日を迎えられる」と、上機嫌。先週はパットに悩み、初日を終えると中古ゴルフショップに直行。パターを3本買ったというが、「やっぱり腕が悪かった」と、昔使っていたパターに戻してフィーリングを取り戻した。

2位タイに並ぶのは、現在賞金ランキング2位につける李知姫。1打差の4位タイには、上原彩子、山口裕子、原田香里の3人が続いている。トップと3打差に14人がひしめく大混戦の初日。昨年、プレーオフの末に初優勝を逃した有村智恵は、通算2アンダーの20位タイにつけている。