服部が首位返り咲き!上原彩子が1打差で逆転を狙う!!
国内女子ツアーのメジャー第2戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」は、大会3日目の決勝第1ラウンドを迎えた。連日秋晴れの好天が続き、グリーンは固さを増してきた。ラフからのアプローチでは、グリーンでの転がりが読めずピンそばに寄せるのも一苦労という状態。この日もスコアを崩す選手が続出した。
2日目に3アンダーで単独首位に立った大山志保は、この日10ストローク落とし7オーバーまで後退してしまった。代わって首位に浮上したのは、初日3アンダーで単独首位に立っていた服部道子。2日目の後半バタバタとスコアを崩した服部だが、この日も後半ショットが乱れ、16番ではティショットを池に入れてしまった。それでもグリーン周りから絶妙なアプローチを連発し3アンダーをキープ。再び単独首位に浮上し最終日を迎える。服部は9年ぶりの栄冠まであと一歩のところまできた。
1打差で服部を追うのは、沖縄出身の上原彩子。プロテストには合格できなかったが、今年からツアーには参戦している。今シーズン8試合の出場チャンスもこの女子オープンが最終戦。ここで優勝できれば来シーズンフル出場できるだけに、最終日は気合いを入れてくる。この日のラウンドはスコアを崩しうなだれる大山とは対象的に、上原は終始笑顔を絶やさなかった。
9月の日本女子プロでメジャー初優勝を果たした不動裕理は、2日目に7ストローク落として5オーバー32位に後退。この日は巻き返しが期待されたが、さらに3ストローク叩き8オーバー。順位は26位に上がったが、首位とは11打差で今年もオープンのタイトルには縁が無かったようだ。
そして、今大会最も注目されたアマチュアで高校3年生の宮里藍だが、これまで3日間バーディを1つも奪えず通算12オーバーの50位となっている。宮里が低迷している間にベストアマチュアの争いも激しくなってきた。5オーバー12位につけている飯島茜がトップで、2打差の7オーバーに横峯さくらがつけている。実績でいうと横峯のほうが上手だが、飯島が逃げ切ることができるかこちらの戦いも注目だ。