桂川有人にとっては地元・愛知での試合となる（写真は2022年パナソニックオープン）

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前情報◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd（パー71）

最終日に熾烈（しれつ）な優勝争いが続いている男子ツアーは2022年も残り10戦を切った。第52回の開催を迎える大会は29日（木）に114人の選手を集めて開幕。賞金総額1億1000万円（優勝2200万円）をかけた、白熱した戦いが今週も期待される。

＜＜　下に続く　＞＞

前年大会覇者で昨季賞金王のチャン・キムは今季、夏場にPGAツアー、入れ替え戦のコーンフェリーファイナルズにスポット参戦していたことから、5月初旬の「中日クラウンズ」以来、約5か月ぶりに日本ツアーに出場する。

前週の「パナソニックオープン」でプロデビューした中島啓太にとっては2試合目。河本力、岩崎亜久竜ら伸び盛りの若手の勢いに加わりたい。

主催者推薦で出場のアマチュア岡田晃平は今年、「日本アマチュア選手権」を制した東北福祉大の3年生。前週史上6人目のアマチュア優勝者となった蝉川泰果の1学年後輩にあたる。

比嘉一貴を筆頭にする賞金ランキング上位もそろってエントリーした。2位の桂川有人、4位の大西魁斗は地元愛知県でツアー2勝目を狙う。シーズン初勝利が欲しい星野陸也は主催の興和と所属契約を結ぶホストプロだ。

小平智、片山晋呉、石川遼らは歴代優勝者の1人に数えられる。グリーン左サイドのがけが特徴的な名物パー3、16番をはじめとするホールの数々のワナをかいくぐりたい。

＜主な出場予定選手＞
チャン・キム、池田勇太、池村寛世、石川遼、稲森佑貴、今平周吾、岩崎亜久竜、岩田寛、大槻智春、大西魁斗、片山晋呉、桂川有人、河本力、木下稜介、香妻陣一朗、小平智、谷口徹、中島啓太、久常涼、比嘉一貴、藤田寛之、星野陸也、宮里優作、宮本勝昌