1打差3位から出た岩田寛が「70」と粘って首位で最終日へ

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目（5日）◇東京よみうりカントリークラブ（東京）◇7023yd（パー70）

首位に1打差の3位から出た岩田寛が2バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算7アンダーで単独首位に浮上した。2015年「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」以来、5年ぶりのツアー3勝目を目指して最終日に臨む。

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2008年「つるやオープン」以来の単独首位で迎える最終日。「記憶にないですね」と苦笑し、「きょうに関しては（首位で終えて）驚いています。（前回の優勝から）5年の間にいろんなことがあって、あしたにならないとわからないけど、いまは不安です。プレッシャーもありますし、うまくいかなかったらどうしようとか、あんまりポジティブなことは浮かばない。（ポイントは）ティショットとグリーンのタッチ。あとは上がり3ホールでどうなっているか」と慎重な口ぶりで決意は胸に秘めた。

ツアー初優勝がかかる22歳の小斉平優和は首位タイから出て終盤までトップを守ったが、17番でダブルボギー、18番でボギーと失速して「72」で、通算6アンダー2位に後退した。

通算5アンダー3位に連続優勝がかかるルーキーの金谷拓実、谷原秀人、チャン・キムの3人が並んだ。石川遼は4バーディ、4ボギーの「70」で回り、大槻智春と並んで通算3アンダー6位。

昨季の賞金王・今平周吾は通算2オーバーの14位、初日首位で滑り出した池田勇太は通算4オーバー19位となった。

＜主な上位選手＞
1／－7／岩田寛
2／－6／小斉平優和
3T／－5／谷原秀人、金谷拓実、チャン・キム
6T／－3／大槻智春、石川遼
8／－2／出水田大二郎
9／－1／時松隆光
10T／0／堀川未来夢、藤田寛之、木下稜介