片山晋呉が今季初勝利&生涯獲得賞金20億円に王手 ワトソン2打差
2015/11/14 16:21
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)
冷たい雨の中を12アンダーの首位タイからスタートした片山晋呉が「70」で回り、通算14アンダーの単独首位に立った。
バッバ・ワトソン(米国)と同じ最終組でスタートした片山は、前半4番でグリーン右手前エッジからパターで沈めて最初のバーディを奪取。後半16番では4mのパーパットを沈めるしぶとさも披露し「良い集中力が出ている。流れを54ホール離さずにできている」と胸を張った。
後続に1打差をつけ、2008年大会の王者が狙うのは昨年11月「カシオワールドオープン」以来となるツアー通算29勝目。「結果がどうあれ、僕なりの一番いいゴルフがあしたの18ホールでできたら。周りの人も僕のことをよく支えてくれている。僕も努力と時間と気持ちを費やしているので、その想いをあしたの18ホールにぶつけたい」。優勝賞金3000万円を手にすれば、尾崎将司以来、ツアー史上2人目の生涯獲得賞金20億円突破選手となる。
片山と並んで首位タイから出たタンヤゴーン・クロンパ(タイ)は「71」でプレーし、通算13アンダーの2位で追走。さらに1打差の3位にワトソンが続いた。
通算11アンダー4位には宮里優作、武藤俊憲、稲森佑貴、I.J.ジャン(韓国)の4選手。賞金ランク3位で2週連続優勝がかかる谷原秀人は通算7アンダーの17位。通算4アンダーの29位からスタートした石川遼は3バーディ、1ボギーの「70」でプレーし、通算6アンダーの24位に順位を上げた。
賞金ランク2位の池田勇太は通算5アンダーの29位に続いている。