藤本佳則とクロンパが首位浮上 松山英樹は11位、石川遼は47位で決勝へ
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)
8位からスタートした藤本佳則が「66」をマークし、通算7アンダーとして首位タイに浮上した。前半アウトはパーがひとつもなく、7バーディ、2ボギー。にぎやかなスコアカードを作り、上位に抜け出した。
2シーズンぶりの優勝がかかる藤本は、今大会でスコッティ・キャメロンのセンターシャフトタイプのパターを使用。「大きさがちょうどいい。構えたときの印象が良くて、安心感がある」とグリーン上での自信が好ラウンドにつながった。
12月には祐未夫人が第2子を出産予定。「スポーツ選手の奥さんにふさわしい貫録がある。『私は大丈夫。しっかり稼いできて』と言われている。僕は子供が好きなので、出産に立ち会いたい気持ちもあるんですけど…」と一家の大黒柱としての仕事を期待されている。
藤本と並んで「66」でプレーして首位に立ったのはタンヤゴーン・クロンパ(タイ)。インコースのハーフ8パット、1ラウンド21パットは大会最少タイ。前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2位に入った勢いを持続してツアー初勝利を狙う。
通算6アンダーの3位に竹谷佳孝。さらに1打差の4位に、この日ベストの「65」で38位から浮上した賞金ランク1位のキム・キョンテ(韓国)、同2位で約6900万円差を追う池田勇太のほか、丸山大輔、宮里優作、額賀辰徳、宮本勝昌、ジャン・ドンキュ(韓国)の7人がつける。キムは今週単独3位以上で賞金王の可能性があり、自力で確定させるには優勝が条件となる。
17位からスタートした前年覇者の松山英樹は「68」と伸ばし、通算4アンダーの11位タイに浮上。29位から出た石川遼は4バーディ、2ボギー、2ダブルボギー「73」と落とし、通算2オーバーの47位に後退した。
海外招待選手の中では、リカルド・ゴウベイア(ポルトガル)とダニー・リー(ニュージーランド)が通算3アンダーの14位で最高位。米国ツアー5勝のジミー・ウォーカー、欧州ツアー4勝のマッテオ・マナッセロ(イタリア)は、ともに通算5オーバーの66位で予選落ちに終わった。