ベ・サンムンが首位キープ!藤田が1打差2位に浮上
愛知県にある三好カントリー倶楽部西コースで行われている国内男子ツアー第17戦「コカコーラ・東海クラシック」3日目、首位タイからスタートしたベ・サンムンはこの日パープレイながらも通算8アンダーで首位をキープ。1打差の2位タイには、この日4つスコアを伸ばした藤田寛之と、金亨成が続いている。
さらに1打差の通算6アンダーで、先週優勝の平塚哲二と高山忠洋が猛追する。一方で、ツアー初優勝を目指して首位タイから出た谷昭範は最終ホールでダブルボギーを叩くなど4つスコアを落として通算4アンダーの6位タイへと後退。ホストプロの石川遼は、この日は18ホールすべてパーで通算2アンダーのまま、それでも順位は前日の19位から12位タイへと上昇している。
<パットに助けられ藤田が2位タイに浮上>
大会初日に3オーバーをたたき67位タイと大きく出遅れた藤田寛之が、2日目にはベストスコアの6アンダー「66」をマークし12位タイに浮上。そして大会3日目にもベストスコア「68」を出して通算7アンダー、首位と1打差の2位タイまで浮上してきた。2番、7番と2つのパー5でバーディを奪った藤田は、8番パー3で15mのバーディパットを沈める。後半に入るとショットが乱れだしたが、4m以上のパーパットを4回決めることでノーボギーとした。「今日は本当にパットに助けられました。明日はどうなるかわかりませんというか、明日が一番大事ですね」と気を引き締める。
<ベ・サンムンが1打差単独首位で最終日へ>
通算8アンダー首位タイでスタートしたベ・サンムン(韓国)は、4バーディ、4ボギーのイーブンパーでまとめ、2位に1打差の単独首位になった。「パー5でボギー(2つ)があったのは悪かったですね。でも、悪いショットは多かったけどイーブンパーなので良しとします」とこの日のラウンドを振り返る。そして「1打のリードは有利ですね。気分がやさしくなります」と、精神的にも優位に立ち、ツアー2勝目に王手をかけた。
<石川遼、自身初の18ホールパープレー>
通算2アンダー19位タイで3日目を迎えた石川遼は「ムービングデーの3日目にスコアを伸ばしたい」と話していたが、プロ入り後初の18ホール全てパープレーという内容でスコアは全く動かなかった。しかし、風も強く多くの選手がスコアを崩したため、順位は12位タイの浮上。首位との差は、6つと変わらないが「まだ諦めてはいません」と、最終日にその差を少しでも詰める気持ちで挑む。