ライダーカップで活躍したクラーク、ウェストウッドが出場
国内男子ツアー第26戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」が、11月11日(木)から11月14日(日)までの4日間、静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催される。この大会は毎年海外選手を招いており、賞金総額も国内ツアーの中で2番目に高く設定されている。
過去の名場面では、1993年にグレッグ・ノーマンが最終ホールでイーグルを奪って逆転優勝をしたり、1996年から1998年までリー・ウェストウッドが大会3連覇を達成するなど、世界のビッグプレーヤーが大活躍。
今年は海外招待選手が3名エントリー。この大会で3連覇を達成したウェストウッドが5年ぶり5回目の出場を予定している。9月に行われた「ライダーカップ」では、欧州チーム代表に選ばれ優勝に大きく貢献した。脂ののってきた31歳のウェストウッドがこの大会4勝目を狙う。
つづいて、今季から米国ツアーに本格参戦したダレン・クラーク。米ツアー1年目で慣れなかったせいか、今季は今ひとつの成績に終わってしまった。だが、過去WGC(世界ゴルフ選手権)戦2勝は侮れない。日本の地で鬱憤を晴らすことができるのか。
最後に欧州ツアー若手有望株の一人、25歳のグレーム・マクダウェルが出場。今季1勝を挙げ同ツアーの賞金ランキング6位に入っただけに注目があつまる。
迎え打つ日本選手は、先週「アサヒ緑健・よみうりメモリアルオープンゴルフトーナメント」で上位に入った片山晋呉、谷原秀人、宮本勝昌など。現在賞金レーストップを走る片山は、先週2位に入って賞金を稼ぎ、同ランキング2位の谷口徹との差を800万円に広げた。非常に接戦なだけに、2人のプレーに注目したいところ。
そしてもう一人、先週首位で最終日を迎えるもY.E.ヤンにまさかの逆転負けを喫した伊沢利光が、今週リベンジに燃える。2000年、2001年に同大会で連覇を達成するなど、伊沢にとって相性の良い大会でもある。終盤戦で復調をアピールすることはできるのか。
【主な出場予定選手】
片山晋呉、伊沢利光、谷原秀人、宮本勝昌、尾崎将司、L.ウェストウッド、D.クラーク、G.マクダウェル