セビリアにあるレアルCGで開催されている、欧州男子ツアー第21戦「スペインオープン」の最終日。ピーター・ローリー（アイルランド）が、5ストローク差を追いつき、イグナシオ・ガリード（スペイン）とのプレーオフの末に逆転優勝を手にしている。

首位から5打差の6位タイからスタートしたローリー。前半は1つスコアを伸ばすに止まり、逆転を狙うに厳しい状況となっていたが、15番から3連続バーディを奪取。通算15アンダーでホールアウトし、最終組の結果を待つ。

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一方のガリードはプレッシャーからか、見る間にスコアを落とし、首位から陥落して前半を終える。後半は何とか巻き返し、土壇場の最終18番でバーディを決め通算15アンダー。ローリーとのプレーオフとなった。

18番で実施されたプレーオフ1ホール目は、互いにバーディを奪い合う。決着がついたのは同じホールでの2ホール目。フェアウェイバンカーから見事なリカバリーを見せ、パーセーブしたローリーに対し、ガリードはウォーターハザードにつかまりボギー。5打差を追いついた勢いで、ローリーが欧州ツアー初勝利を見事な逆転劇で手に入れた。

続く単独3位には、通算14アンダーのソレン・ハンセン（デンマーク）。通算13アンダー、4位タイには、ミゲル･アンヘル･ヒメネス、アルフレッド・ガルシア・ヘレディアのスペイン勢に、この日のベストスコア「66」をマークしたデビット・リン（イングランド）が並んで大会を終えている。