「WGC（世界ゴルフ選手権）ワールドカップ」が、11月13日（木）から16日（日）までの4日間、サウスカロライナ州のキーアワアイランドにあるザ・オーシャンコースで開催される。年間4試合行われるWGCの最終戦で、24ヵ国の代表2名が出場する。昨年は、丸山茂樹と伊沢利光の日本チームが、通算36アンダーをマークし強豪のアメリカを振り切って見事に優勝を飾った。日本の優勝は1957年以来45年ぶり2度目。今年50回の記念大会となるが、日本は連覇を飾ることができるのだろうか。

今年、日本を代表するのは丸山茂樹と田中秀道の2人。今シーズンの丸山は、肩の故障から不本意なシーズンを送ってきたが、10月に行われた「クライスラークラシックof グリーンズボロ」で3年連続となるツアー3勝目を果たした。昨年の優勝経験を活かし、田中を上手くリードできるか注目される。

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この2人のペアは3年ぶり2度目。2000年にアルゼンチンで開催された大会に出場し、4位に入った。この時優勝したのは、当時最強といわれたタイガー・ウッズとデビッド・デュバルのアメリカチームだった。

当時の田中は日本ツアーで活躍していたが、現在は米ツアーのメンバーとして優勝争いをするほど成長してきた。米国で開催されることもあり、丸山、田中にとって慣れ親しんだ環境での戦いとなる。

日本にとって最大のライバルとなるのは、やはり地元アメリカチームだろう。ワールドランキングでトップの座を守り続けるタイガー・ウッズが出場を辞退したため、ジム・フューリックとジャスティン・レナードが出場する。フューリックは今年の「全米オープン」を制したこともあり注目選手の一人に挙げられる。

欧州勢も強豪選手が名を連ねている。中でも注目されるのは、スウェーデンのニコラス・ファスとフレデリック・ヤコブセンの2人だ。ヤコブセンは、先週スペインで行われた「セベ・トロフィ」で4戦全勝を果たし、その前週にはツアー最終戦も優勝している。その勢いをアメリカ大陸まで持ち込むことができるか注目だ。

【出場チーム】日本、アルゼンチン、オーストラリア、デンマーク、イングランド、フランス、ドイツ、アイルランド、韓国、ニュージーランド、パラグアイ、スコットランド、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、トリニダードトバコ、アメリカ、ウェールズ、チリ、香港、インド、メキシコ、ミャンマー、タイ（順不同）