調子を上げたE.エルスがタイガーを抑え連覇を狙う!!
第132回 全英オープンが、7月17日(木)から20日(日)までの4日間、イングランドのロイヤル・セントジョージスで開催される。昨年の全英は、南アフリカのアーニー・エルスが、4人のプレーオフを制し、初のクラレットジャグ(優勝トロフィー)を勝ち取った。日本の丸山茂樹は、1打足りずプレーオフ進出を逃してしまった。
このコースで開催されるのは1993年以来10年ぶり。10年前の大会では、オーストラリアのグレッグ・ノーマンが、通算13アンダー267という全英オープン最少ストローク記録で優勝している。今年の大会もアンダーパー続出のバーディ合戦が繰り広げられるのか楽しみだ。
注目は今シーズンメジャー無冠のタイガー・ウッズが、5大会ぶりのタイトルを手にするか。今シーズンすでに4勝しているタイガーだが、メジャーや大きな大会で優勝争いに絡んでいない。昨年のこの大会では、3日目に81の大叩きをしてしまった。メジャー連勝で迎えた全英で予想外の失速、あれからタイガーの歯車が少し狂ったような気がする。
今週は日曜から会場入りし練習ラウンドをこなしているが、昨年のリベンジを果たすことが出来るか。
そして、ディフェンディングチャンピオンのアーニー・エルスが調子を上げてきた。米国ツアーではシーズン開幕から2連勝したが、その後は手首を痛め満足のいくゴルフが出来なかった。しかし、先週行われた欧州ツアーの「The Barclaysスコットランドオープン」では、4日間首位を守りつづける完全優勝を成し遂げた。タイガーVSエルス、世界ランキング1、2の直接対決が展開されるのだろうか。
また、日本からも多数の選手が出場する。昨年5位に入った丸山茂樹を筆頭に、片山晋呉、谷口徹、佐藤信人、宮瀬博文、谷原秀人、友利勝良の総勢7人。日本ツアーで活躍するトッド・ハミルトン、S.K.ホも出場する。丸山が記録した5位という記録を上回る選手が現れるのか期待したい。