米国巻き返しを図るも、フォアサムで噛み合わず
ミシガン州のブルームフィールドヒルズにあるオークランドヒルズカントリークラブで行われている、第35回「ライダーカップ」の2日目。大会前の下馬評では米国チームの優勢と囁かれていたが、蓋を開けてみれば欧州6.5ポイント、米国1.5ポイントと欧州チームが団結力の強さを武器に大量リードを奪った。そして迎えた大会2日目、ホームで戦う米国チームにとって少しでも差を縮めたいところ。
前半のフォアボールでは、タイガー・ウッズ&クリス・ライリー組(米国)が、ダレン・クラーク&イアン・ポールター組(欧州)を4アンド3で撃破。続いてスチュアート・シンク&デービス・ラブIII組(米国)が、欧州チームのゴールデンコンビ、パドレイグ・ハリントン&コリン・モンゴメリー組を3アンド2で下した。
これで米国に流れが傾いたかに思われたが、午後のフォアサムで欧州チームの逆襲が始まる。第1マッチのクラーク&リー・ウェストウッド組(欧州)が、クリス・ディマルコ&ジェイ・ハース組(米国)に5アンド4で大勝し勢いに乗ると、セルヒオ・ガルシア&ルーク・ドナルドの若手2人(欧州)が、フレッド・ファンク&ジム・フューリック組(米国)を1アップで下し、接戦をものにした。さらに最終マッチ、必勝体制で組まれた米国のエース格2人タイガー&ラブが、ポール・マギンリー&ハリントン組(欧州)に4アンド3で大敗を喫してしまった。
結局2日目を終えて、欧州11.0ポイント、米国5.0ポイントとリードを広げた欧州チーム。最終日のシングルス戦で欧州チームが3ポイント以上奪取すれば引き分け以上が確定し、敵地からライダーカップを持ち帰ることができる。なんとしても連敗は免れたい米国チームにとって、明日は背水の陣で挑むことになる。
【結果】
欧州11.0ポイント 対 米国5.0ポイント