2004年 全英オープン

タイガー26位、丸山40位。初出場の平塚と神山は26位と好スタート!

2004/07/16 09:00

今シーズンのメジャー第3戦「全英オープン」が、スコットランドのロイヤルトゥルーンGCで開幕した。ロイヤルトゥルーンGCが全英オープンの舞台になるのはこれが8度目。1997年大会では最終日に「65」という好スコアをたたき出したジャスティン・レナード(米国)が優勝。日本の丸山茂樹が10位タイに入っている。

全英名物の点在するブッシュ、どこに跳ねるか分からない硬いフェアウェイ、そしてポットバンカーが多くの選手を苦しめたが、最大の難敵である海から吹きつける風は初日影を潜めた。強烈なアゲインストで有名な後半のホールは、逆に海側からの軽いフォロー。「前半に伸ばし、後半は耐える」といわれるロイヤルトゥルーンGCだが、終盤にスコアを伸ばした選手も多かった。

5アンダーでトップに立ったのはポール・ケーシー(イングランド)とトーマス・レベ(フランス)の2人。両者とも欧州ツアーで3勝ずつを挙げている。唯一ヨーロッパで開催されるメジャーで、初日は地の利を生かしてか、欧州ツアーの強豪2人がトップに踊り出る結果となった。

その他注目選手ではV.シンが3アンダーで4位タイ。E.エルスと6月の全米OPを勝ったR.グーセンが2アンダーで13位タイ。今年のマスターズに勝ったP.ミケルソンは2オーバーで73位タイと出遅れ。そしてここ8試合メジャーから見放されているT.ウッズと2月に1995年の全英オープン以来となる米ツアー優勝を果たしたジョン・デーリーが1アンダーの26位タイとまずまずのスタートを切った。

6名の日本人選手の中では、平塚哲二と神山隆志が1アンダーの26位タイと初出場としては好スタート。また、丸山茂樹はイーブンパーの40位タイとまずまずの出だし。深堀圭一郎は2オーバーの73位タイとやや苦しい展開。残念ながら星野英正は5オーバーの128位タイ、塚田好宣は8オーバーの147位タイと大きく出遅れてしまった。

2004年 全英オープン