「考え過ぎず、二人の良い所を見ていたのでイメージが良かった」と賞金ランク1位、2位を上回った上田桃子

賞金女王レース真っ只中の諸見里しのぶ、横峯さくらと同組で迎えた「エリエールレディス」初日。上田桃子は、好調な二人を上回る通算5アンダーの3位タイと、順調な滑り出しを見せた。

とはいえ、決してゴルフの内容が万全だった訳ではない。「18ホール全部って言っていいくらい、ショートしていた」と、懸案のパッティングは打ち切れず、「全くフィーリングが無くて、イメージも出ない」と、手探りの状態が続く。それでも、「素振りをしないとか、お腹を意識するとか、自分で出来ることはすべて試した」と、最善の努力で乗り越えた。

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11番でイーグルを奪ったが、「54度で打つつもりが、50度で打っていて結果的にガッシャン！ラッキーでした」と笑う。今週から60度のウェッジを加えているが、「60度じゃないと上手くいかないだろうっていうのが、3回くらいあった」と、やることなすこと、すべてが見事にはまった感じだ。

07年、このコースで勝って賞金女王を決めたゲンの良い大会。「コースも好きだし、運に助けられたのもあった」と、心地よい思い出の1ページに、今年新たな歴史を刻む。