ノーボギーの安定したゴルフで21位タイまで順位を上げた上田桃子（Scott Halleran/Getty Images）

フランスで行われている「エビアンマスターズ」の3日目。前日、ボギーを連発し順位を大きく下げた上田桃子が、4バーディ、ノーボギーのラウンドで通算4アンダーの21位タイに再浮上してきた。

この日の上田はアイアンショットが冴え渡った。4つ奪ったバーディは全てパー3、距離の長いホールでも確実にグリーンを捉えてきた。「パー3が全部バーディだったのはとても嬉しいです。コーチには常にショートホールでバーディが取れるようになれと言われていて、昔はショートホールがすごく苦手で、ティアップした練習もしているので、嬉しいです」。

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しかし、パー3とは対照的に、スコアを伸ばしたいパー5では思うようなゴルフができなかった。最終18番パー5は残り210ヤードで2オンを狙って3番ウッドを手にしたが、敢え無く池ポチャ。ボギーは叩かなかったが悔いの残るショットとなってしまった。

「今日はノーボギーで良いゴルフだったが、最終ホールティーショットが良かったのに、池にセカンドを入れてしまい、イーグルチャンスに付けたかったのに、できなかったのは残念だった。もう1つ2つは伸ばせたと思うし、打ち切れなかった所も今日もあったので、そこは残念だったが、今日は良いパーセーブもあったので、良い落ち着いたゴルフができたと思う」。前日とは違い、手堅いゴルフで巻き返した上田が、最終日に更なる巻き返しを狙う。