ANAのキャビンアテンダントに挟まれてバースデイケーキを受け取る石川遼

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の2日目が行われた9月17日は、石川遼にとって19回目の誕生日となった。この日の石川は、4バーディ、3ボギーとダブルボギーが1つという内容で、通算1アンダーの22位タイに順位を落としてしまった。

「昨年の大会よりは落ち着いてプレーできています」という石川だが、初日と比べると明らかにミスショットが多く、バーディチャンスにつける回数も極端に少なくなっていた。「今日は立て直すことは出来なかったけど、我慢することは出来ました。この位置で諦めてはいけないと思いますし、あと2日かかっても首位に追いつけるように頑張ります」と言う。現在首位との差は6つ。ショットとパットさえ噛み合えば、追いつけない差ではない。

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誕生日ケーキ贈呈の直前、石川は思わず涙を浮かべ俯いてしまった

ホールアウト後には、恒例となった大会を主催する「ANA」から誕生日ケーキのプレゼントが贈られた。19本のロウソクに囲まれた大きなケーキの真ん中には、石川をモチーフにした人形が飾られていた。

アテスト終了後、その贈呈式に現れた石川の目元は涙が溢れ出していた。関係者に話を聞いたところ、アテスト場所から移動する間は特別何もなかったという。ということは、ケーキを前にした石川が感極まって涙腺を緩めてしまったようだ。試合でスコアを落とし落胆する気持ちを抑え、「こんなに多くの方々に誕生日を祝っていただける人は、そうそういないと思うし幸せだと思います」と言葉をかみ締め、19本並んだロウソクを吹き消した。