プロアマ戦には出場せず、15時から1時間ほど汗を流した石川遼。リラックスした表情を見せていた

「バークレイズ・スコットランドオープン」、そして「全英オープン」と2週間の欧州遠征から、昨日20日（火）に帰国。今週は国内ツアー「セガサミーカップ」に出場する石川遼は、開幕前日のプロアマ戦には出場せず、15時にコース入り。1時間ほど練習場で汗を流し、今週への意気込みを語った。

警戒を示すのは、セントアンドリュースと日本で大きく異なる、フェアウェイやグリーンの硬度の差だ。「セントアンドリュースは、これまでで最もグリーンやフェアウェイが硬かったコース。日本に戻ってきて、飛距離や距離感が変わってくると思います。明日の前半で、早めに対応していきたいですね」と、その順応の早さをポイントに掲げる。

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そして、「全英オープン」も含めた海外ツアーで、改めて学んだ“攻める姿勢”も今週に活かす考えだ。「（予選ラウンドで回った）パドレイグ・ハリントンは、ロングホールでは2日連続で（2打目が）直ドラでした。これまではアグレッシブに攻める選手とばかり回らせてもらいましたが、世界のトップはロングで常にイーグルを考えて攻めている。僕の中でも、ロングホールの『3』という数字への意識が、この1年で相当変わってきたと思います」。

今週の「セガサミーカップ」には、奪ったバーディやイーグルの数をポイント換算し、そのトップの選手に贈られる『長嶋茂雄賞』が設けられている。受賞者には、最終日に長嶋氏自らの手で記念トロフィーが手渡される栄誉が待っている。イーグル奪取が受賞を大きく引き寄せるだけに、今週はこれまでにないほどアグレッシブな石川のプレーが見られるかもしれない。