最終18番で長いパーパットを決めガッツポーズを見せた宮里藍。最終日は5アンダー「67」、通算イーブンパーの単独9位に入った

イングランドにあるロイヤルリザム&St.Annesで開催されている、女子メジャー第4戦「全英女子オープン」の最終日。5オーバーの38位タイからスタートした宮里藍が、この日猛チャージを見せ、一気に5つスコアを伸ばして通算イーブンパー。単独9位のベスト10フィニッシュを遂げている。

パーが続く静かな滑り出しを見せた宮里だったが、6番から3連続バーディを奪取。一気にスコアを縮めていった。その後も勢いに乗った宮里は11番、15番、17番と3つのバーディを奪取。13番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、6バーディ、1ボギー、通算イーブンパーまで戻して、単独9位でフィニッシュ。昨年の11位を上回り、来季の今大会の出場権も手にした。

スコアを伸ばせたことについては「パー5を攻略できたのと、ピンまでの距離を掴めたのが今日の好スコアの要因です。でも、やっと掴みかけた時に試合が終わっちゃうんですけどね・・・」とコメントを残した宮里。今季のメジャーについて振り返って「昨年よりいい精神状態で回れている。予選も全部通っているし、いい成績を上げることが出来ている、確実に成長していると思います。ツアー1年目としては上出来です」と、満足げに話してくれた。