ロードアイランド州にあるニューポートCCで行なわれている、女子メジャー第3戦「全米女子オープン」の3日目。宮里藍は2ボギー、1ダブルボギーでホールアウト。4つスコアを落として、通算7オーバーの45位タイへ後退した。

インスタートの宮里は、この日もパットの精度を欠いてチャンスを逃す苦しい展開。13番までは、何とかパーでしのいだものの14番パー4でボギーをたたき、前半を1オーバーで折り返した。後半に入ってからも徐々にリズムを崩し、6番パー4で2打目をプッシュアウト。グリーン右に外すと3打目のアプローチでも、2.5メートルと微妙な距離を残してまさかの3パットと手痛いダブルボギーとした。さらに最終ホールの9番パー4でもボギーを叩くなど、調子を取り戻せないまま競技を終えている。

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「このコースでは、1つのミスが大きくなっていきますね。一緒にラウンドしたアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）やナタリー・ガルビスは、我慢強さや精神力を兼ね備えていて見習うべきだと思いました。今週は、とにかく我慢のゴルフが必要ですね。明日は36ホールの戦いなので、長い一日になりそうです。私は未体験なので、やってみないと何ともいえませんが・・・」

初日が雨天中止になった為、明日の最終日は36ホールでの戦いとなる。宮里にとっては、経験のない事だけに、難しい面も出てくるに違いない。しかし、ホールアウト後に課題のパッティング練習を2時間近く行なうなど、まだまだ戦意は衰えていない。36ホール終了後に、果たして宮里の笑顔は見られるのだろうか。