米国女子ツアー第10戦「ミケロブウルトラオープン」が、バージニア州にあるキングスミルリゾート&スパで開幕。強風と雨でハードなコンディションとなった初日、その上砲台グリーンのため、ヤーテージ以上に距離的にもタフなコースとなった。そんな中、宮里藍は2アンダー。トップに3打差の7位タイにつけた。

先日の「ジン・クラブ&リゾート・オープン」では、優勝争いに絡みながらも、涙の5位タイに終わっている宮里。前週は欠場し、コンディションを整えて望んだ今大会だったが、「前回の大会のこともあり、気持ちの持っていき方が難しかった」とコメントするように、メンタル的にも大切な一戦。それをしっかりとクリアするように、ショット、パットともに噛み合ったナイスプレーを展開していった。

10番からスタートした宮里は、11番でバーディを先行させると、13番でもバーディを奪取。続く14番をボギーとするも、前半は1アンダーで折り返した。後半に入っても2バーディ、1ボギー。難コースでしっかり2アンダーにまとめ、トップのカリー・ウェブ（オーストラリア）に3打差の7位タイと、好スタートを切った。

「目標スコアを設定せず、自分のプレーに集中したい」という宮里。まさにこの日はそんな内容だったように見えたが、明日からも「ビッグスコアを出すことを考えず、難しいコースなので、とれるところでバーディを奪取し、確実にスコアを伸ばしていきたい」と抱負を語り、成長した姿を見せた宮里だった。