後半に4つのバーディを重ね、一気に首位争いに加わった宮里藍

「富士通レディース」初日、自身3度目となる2週連続優勝がかかる宮里藍が、首位に1打差の3位タイと絶好のスタートを切った。固く締まったグリーンとシビアなピンポジションに苦しむ選手が多い中、後半にスコアを伸ばして一気に首位争いに加わった。

「内容的には悪くなかった」というものの、前半はガマンの展開が続いた。2番ではカラーから6メートルを3パットとしてボギー。その後もショットは好調なものの、グリーン上でチャンスを逃す展開が続き、前半を1ボギーで折り返す。

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「悪いフィーリングではなかったし、後半も粘り強くやっていればチャンスがくると思っていた。良い精神状態だった」と振り返る宮里。その後半、耐えた見返りのように早速チャンスが巡ってくる。10番で1.5メートルを入れて初バーディを奪うと、続く11番では6メートルを沈めて連続バーディ。13番でも6メートル、14番では12メートルのロングパットを捻じ込みバーディ。一気に4つのバーディを重ねて浮上し、3アンダーの3位タイでホールアウトした。

「良いスタートを切れたことは凄く良かったけど、1日1日を切り離してプレーをすることが大事。今は、目の前の1打1打に集中していきたいですね」と、好スタートにも一喜一憂せず、いつも通りのマインドを貫く宮里。技術面だけでなく、精神面でもワンランク上の次元を見せている。