この日はプロアマメンバーにも選ばれず。複雑な思いで早々に会場を後にした諸見里しのぶ

2009年シーズン、最終戦で賞金トップの座を逆転されて悔し涙を流した諸見里しのぶだが、今シーズンは前年の雪辱を果たすどころか、ここまで1勝も出来ないままにシーズンを終えようとしている。

「昨年のことをリセット出来ないまま今シーズンに入ってしまったこともあるし、年間を通してモチベーションを上げることが出来なかった」と諸見里。アドレナリンが噴出した昨シーズン最後の数試合と、それを戦い抜いた余韻。そんな刺激が、ゼロからのスタートとなった今シーズンは逆に足を引っ張ってしまった。

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ここまで分析出来ているからこそ、「先週、先々週くらいから今年のオフのスケジュールはみっちり決めようと話し合いをしています」と、すでに準備は始めている。「1月は体（のトレーニングを）メインでやって、クロスカントリーにも挑戦しようと思っています」。2年続けて味わった悔しさが、来シーズンに向けた諸見里の原動力となるに違いない。

まずはその前に今週の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。この試合に勝てば、史上初めて公式戦4試合をすべて制覇することとなる。「練習ラウンドをしていても、もっと行けたんじゃないかと悔しい思いが湧いてくるし、今年一番勝ちたいと思っています」。果たして、諸見里の想いは届くだろうか？