日時：6月17日（金）～19日（日） 開催コース：袖ヶ浦CC新袖C 優勝者：申ジエ 2打差を追って最終日を出た申ジエ（韓国）が逆転で今季2勝目。1988年のツアー制度施行後、史上3人目の同一大会3連覇を達成した。賞金ランクでもトップに立ち、目標とする賞金女王へ視界は良好。好調を支えるのはパットで、最新の平均パット数はツアー1位（1.7495）を記録している。 今大会では、前回優勝した「ほけんの窓口レディース」とは異なる「オデッセイ ワークス ♯5CS」を使用していた。多くの選手が「フェアウェイが狭くて難しい」と口を揃えるコースを得意のパットで攻略し、最終日は3日間を通じて全選手最少の22パット...

日時：2015年10月16日（金）～18日（日） 開催コース：東急セブンハンドレッドC（千葉県） 優勝者：テレサ・ルー 初日から首位を快走したテレサ・ルー（台湾）が逃げ切りで完全優勝。今季5勝目を挙げた。最終日、後続に差を詰められて迎えた16番（パー5）では、2打目を3UTで4m強につけて、勝負を決めるイーグルを奪った。使用クラブは前回優勝した9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」から変更はなかった。 ＜最終日コメント＞ 「今日は攻めて、どこまでスコアを伸ばせるかチャレンジした。16番のイーグルは、グリーン右のバンカーを避けたくて、グリーン左を狙って少しプッシュしたら、ピンの方に飛んでく...

日時：2016年5月27日（金）～5月29日（日） 開催コース：グランディ鳴門ゴルフクラブ36（徳島県） 優勝者：表純子 最大瞬間風速15m／秒（主催者計測）の強風により最終ラウンドが進行中に中止となり、前日までの36ホールの成績で競技が成立。第2ラウンドを終えて通算9アンダーで単独首位だった表純子が優勝を飾った。昨年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来となるツアー通算5勝目。さらに連続出場記録を今大会で187試合まで伸ばした。 今大会から新シャフト「フジクラ Speeder Evolution III 569」を投入した。体が重くて振れていなかったというスイングが「思いっき...

日時：6月23日（木）～26日（日） 開催コース：カメリアヒルズCC（千葉県） 優勝者：イ・ボミ イ・ボミ（韓国）が通算20アンダーとし、2位に5打差をつける完勝で大会連覇と今季2勝目を達成した。 追い掛けるペ・ヒギョン（韓国）、堀琴音らを「完璧」とうならせたイのプレー。左へ引っ掛けるミスを軽減する目的で、今季の途中から1Wにピンク色の新シャフトを差してきたが、勝負どころで右プッシュが出ていたことを踏まえ、昨年7勝を挙げた物に今週から戻した。 絞られたフェアウェイ対策として、ラフからのショットをコーチのチョ・ボムス氏とともに練習した。左へ行かせないように「さっと振っていた」というイだったが...

日時：8月25日（木）～28日（日） 開催コース：小樽CC（北海道） 優勝者：笠りつ子 プロ11年目の笠りつ子がイ・ボミ（韓国）をプレーオフで下し、今季2勝目を挙げた。同月の「NEC軽井沢72」以来の勝利で、年間複数回Vは自身初。今季トップ10入り15度と抜群の安定感を誇り、賞金ランクでもイに続く2位になって、トップ3を韓国勢が占めてきた中に割って入った。「日本ツアーを盛り上げたい」と力を込めた。 アンダーパーで終えたのが8人だけという屈指の難コース。4日間すべてをアンダーパーで回ったのは、笠のみだった。「ここはコースとの戦い。アンダーで回れれば（コースに）勝ったということ」と目標をクリアした...

日時：7月8日（金）～10日（日） 開催コース：アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース 優勝者：葭葉ルミ 葭葉ルミが混戦を制してツアー初優勝を飾った。首位タイで並んで迎えた17番（パー3）、9Iでピン手前3mにつけると、このバーディパットを落ち着いて沈め、リードを守り切った。「絶対バーディを獲るって気持ちじゃなくて、普段どおりのプレーをしようと落ち着いていた」と、終始安定感あるプレーで、ボギーなしのラウンドだった。 昨年、海外メジャーデビュー戦となった「全米女子オープン」で14位に入った活躍もあり、今年1月、ナイキゴルフと日本の女子プロとして初のグローバル契約を結んだ。クラブはすべて同メーカ...

日時：6月30日（木）～7月3日（日） 開催コース：ザ・ノースカントリーゴルフクラブ 優勝者：谷原秀人 谷原秀人が逃げ切りでツアー12勝目を挙げた。前々週に出場した「全米オープンの速すぎるグリーン」でパッティングの感覚に後遺症が残る状態だったが、安定感あるドライバーショットを武器に危なげないスコアメークを見せた。 ドラコン王・安楽拓也のレッスンDVDを購入して視聴。前週まで平均飛距離264・5ydでツアー80位だったが、「下半身の使いかたとか勉強になった。力なく振れる」と迷いがなくなり、今週は測定ホール（2ホール）で4日間平均281yd飛ばす進化を見せた。 ＜最終日のコメント＞ 「（飛距離は）...

日時：7月15日（金）～17日（日） 開催コース：イーグルポイントGC（茨城県） 優勝者：全美貞 全美貞（韓国）が逆転で3季ぶり、ツアー通算23勝目を飾った。2013年「PRGRレディス」での優勝後、ケガに苦しんだ。痛みと向き合いながら調整を続ける現在だが、3日間ボギーなしの完璧なプレーで勝利を射止めた。この週に1Wのシャフトを替えたばかりだった。 ＜最終日のコメント＞ 「苦しい時期を思うと、また優勝できるとは夢にも思っていなかった。初日、2日目とショットの調子はそれほど良くなかったのに、今朝の練習場で急にいい球が出始めた。今週から新しくしたシャフトは、うまくヒットしなくても飛距離を保つ...

日時：2016年3月3日（木）～6日（日） 開催コース：琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県） 優勝者：テレサ・ルー テレサ・ルー（台湾）が、開幕戦では初めてとなる連覇を達成した。最終日は15番で9Iで1.5mにつけて首位を奪い、17番では155ydから7Iで0.5mに寄せて突き放すなど、勝負どころでショットが光った。雨風が吹き荒れた沖縄で、多くの選手がスコアメークに苦しむ中、パーオン率は1位の「76.3889」。2位の大山志保の「69.4444」を大幅に上回った。前回優勝した昨年10月の「富士通レディース」からは、アイアンを新モデルに替えた。 ＜最終日のコメント＞ 「運が良かったと思います。14番の...

日時：8月19日（金）～21日（日） 開催コース：大箱根CC（神奈川） 優勝者：イ・ボミ 2位から出たイ・ボミ（韓国）が大江香織、全美貞（韓国）との三つどもえのプレーオフを制して、今季4勝目を飾った。大会最終日は28歳の誕生日で、ツアー史上8人目のバースデーVとなった。2週前の「meijiカップ」に続く出場試合2連勝。ツアー通算19勝目として、韓国ツアーの永久シード（日・米・欧で通算20勝）にあと1勝となった。 「meijiカップ」から、ウェッジ2本とボールを変更した。バウンスを生かし、ダウンブローに打ち込める洋芝対策として、タイトリスト ボーケイデザイン SM6ウェッジ Sグラインド（5...

日時：6月3日（金）～5日（日） 開催コース：ヨネックスCC 優勝者：ポラニ・チュティチャイ（タイ） P.チュティチャイが上田桃子をプレーオフで破りレギュラーツアー初優勝を飾った。4打差リードで迎えた最終日はショットが荒れて「73」（パー72）と苦しんだが、上がり2ホールで約5m、2mのパーパットを「オデッセイ ミルドコレクション♯5」で沈めた。 153cmでスリムな体型だがスイングは豪快でティショットで230～40ydを飛ばす。1Wは、米女子ツアーで活躍するポルナノン・ファトラムが愛用することからタイで流行っているという「BALDO COMPETIZIONE568」を使う。BALDOは兵庫県...

日時：2016年4月21日（木）～24日（日） 開催コース：千葉カントリークラブ梅郷コース（千葉県） 優勝者：池田勇太 1月のアジアシリーズから全試合出場中の池田勇太が、今季4戦目にしてシーズン1勝目。自身では最速となる4月に優勝を飾り、今季初の日本人優勝者に輝いた。 今年からクラブ契約をフリーにし、アマチュアから使用してきたブリヂストンのギアは52度と58度のウェッジ、唯一契約を継続するボールのみ。アイアンはヨネックスに固まりつつある一方で、前週までブリヂストンを使用していた1Wは今週、プロギアに替えていた。現時点ではフェアウェイウッドはキャロウェイ、アイアン型ユーティリティはミズノを使...

日時：2016年10月7日（金）～9日（日） 開催コース：東名CC（静岡県） 優勝者：アン・ソンジュ（韓国） アン・ソンジュが36ホールに短縮された大会を制した。最終日に行われた9ホールの最終18番をバーディフィニッシュ。先に通算6アンダーでホールアウトしていたイ・ボミ（韓国）に追い付いてプレーオフに持ち込むと、その1ホール目（18番）に3打目を1.5mにつけてバーディを奪った。パーとしたイに競り勝って、今季2勝目をマークした。 7月の「センチュリー21レディス」以来の勝利。前回は5I、6Iはハーフキャビティ、7I以下はマッスルバック（ヨネックス N1-MB フォージドアイアン）のアイアン...

日時：2016年10月20日（木）～23日（日） 開催コース：袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（千葉県） 優勝者：小平智 3打差を追ってスタートした小平智が「67」でプレーし、通算14アンダーで今季1勝目を挙げた。初日91位の出遅れからの大逆転となり、賞金ランクは優勝賞金3000万円を加算して6位に浮上。2017年8月の世界ゴルフ選手権「WGCブリヂストン招待」への出場権も獲得した。 1Wは4月の今季第2戦「パナソニックオープン」から、最新モデルのプロギア RS ドライバー Fを投入した。今大会終了時点でトータルドライビング（飛距離とフェアウェイキープ率の順位の合計）は1位を記録し、今...

日時：2015年6月5日（金）～6月7日（日） 開催コース：ヨネックスカントリークラブ（新潟県） 優勝者：大山志保 06年大会の覇者・大山志保が、新潟の地で9年ぶりとなる大会2勝目をマーク。プレーオフで敗れた前年の悔しさを晴らす、ツアー通算16勝目を挙げた。今季獲得賞金を27,836,136円に積み上げ、賞金ランクは17位から10位に浮上。パーオン率は72.5926％で1位をキープした。 ＜最終日コメント＞ 「ショットは左右に曲がり、安定したスイングにたどり着くまで大変でしたが、苦手としていたアプローチの機会が増えて、『これはアプローチ上達の過程で通らなきゃいけないんだ』って思いました。...

日時：2015年7月28日（金）～30日（日） 開催コース：小樽CC（北海道） 優勝者：イ・ボミ イ・ボミ（韓国）が初日からの首位を守りきる完全優勝で今季3勝目を挙げた。賞金1440万円を積み上げ、今季の獲得賞金は1億3669万2066円。2位のテレサ・ルー（台湾）との差を5184万3866円にひろげた。主要スタッツでは平均パット数は1位（1.7574）、平均ストロークは2位（70.2388）につけている。 ＜最終日コメント＞ 「6番のパー5は、方向性に自信があったので、第2打を5Wで花道まで運ぶことができました。後半の14番ではティショットでドライバーを選択。ミスはしましたが、（2打目で...

日時：2015年10月15日（木）～18日（日） 開催コース：六甲国際ゴルフ倶楽部・東コース（兵庫県） 優勝者：小平智 同じ最終組で回る池田勇太とのマッチレースとなった最終日。最後まで攻めの姿勢を貫いた小平智が、1打差で初の「日本オープン」チャンピオンに輝いた。2日目には大会史上、最多アンダーパーとなる「10アンダー」、パー72での最少ストローク「62」を記録した。 使用する1Wは今季開幕戦から変わりなく、1オンを狙える8番（366yd／パー4）では、4日間を通して1Wを振り続けた。3Wをロフト角15度のもの（プロギア iD nabla RS フェアウェイウッド）から14.5度に替えており、最...

日時：2015年7月17日（金）～19日（日） 開催コース：イーグルポイントゴルフクラブ（茨城県） 優勝者：前田陽子 昨年11月の「伊藤園レディス」に続く、ツアー通算2勝目を飾った前田陽子。優勝賞金1080万円を加算し、獲得賞金額を2393万円9639円とし、賞金ランクは32位から16位に浮上。今季重点的に取り組んでいると言う平均パット数は、2014年終了時の90位から、今週を終えて34位と大幅に向上している。 今秋9月4日にピンゴルフジャパンから発売予定の「iアイアン」と「ケーデンス Piper Tパター」の実戦投入で、早々に優勝を手繰り寄せた。 ＜最終日のコメント＞ 「本格参戦2年目...

日時：2015年10月9日（金）～11日（日） 開催コース：東名カントリークラブ（静岡県） 優勝者：イ・ボミ 濃霧の影響で最終日の競技が9ホールに短縮された中、首位から1打差の2位で出たイ・ボミがノーボギーで4バーディを重ね、後続に3打差をつけて逆転優勝した。優勝賞金1620万円を加算し、今季の獲得賞金を約1億7954万円として、横峯さくらの持つこれまでの最高獲得額を更新した。生涯獲得賞金も5億円を突破した。 ＜最終日コメント＞ 「今季良くなったと思うのはドライバーショット。本間ゴルフのスタッフが開幕前のオフに、わたしのスイングを見ながらクラブをしっかり決めていくことができた。シーズンに入...

日時：2015年3月6日（金）～8日（日） 開催コース：琉球GC（沖縄県） 優勝者：テレサ・ルー 2015年の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制したのはテレサ・ルー（台湾）。昨年11月の「LPGAツアー選手権リコーカップ」からシーズン越しの連勝で、通算5勝目を飾った。今大会でルーは、平均ストローク（67.3333）、平均バーディ数（5.6667）の2部門で首位。平均パット数は1.6364で3位、パーオン率は61.1111で33位のプレー内容だった。 ＜最終日コメント＞ 「オフにクラブとボールを変更した。新しいクラブでの試合は初めてだったので不安もあったが、3日間を通して良い...