2021/06/23女子プロレスキュー!

プロがパットの距離感を歩測で養う理由 大江香織

「効率の良いスタート前のパット練習」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーXさんの悩み】 「ロングパットでの距離感が全くつかめません。スタート前には、どのような練習をすれば良いのでしょうか?」 【大江香織のレスキュー回答】 私のおすすめは、歩測を取り入れた練習法です。距離感はすべて感覚に頼るべきか、歩数を使って目安をつくるべきかでよく議論されますが、感覚はその日その日で変わるもの。冴えている日もあれば狂ってしまう日もあります。距離感はなるべく変動の少ない歩幅に頼るべきと思っています。 1. 歩幅に合わせた10球メニュー 歩幅を使った練習メニューは、カップから1歩、2歩、3歩…とそれぞれの位置...
2021/02/24女子プロレスキュー!

左足上がり・下がりを改善!アプローチ攻略法 斉藤愛璃

「グリーン周りの傾斜克服」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーXさんの悩み】 「先日のラウンドで、グリーン周りの左足上がり・下がりが苦手なことに気が付きました。ザックリやトップのミスを防ぐには、どうすれば良いですか?」 【斉藤愛璃のレスキュー回答】 左足上がりと左足下がりの傾斜は、それぞれ起こりやすいミスに応じた打ち方が求められます。それほど難しい内容ではないので、一度覚えれば習得できます。どちらも明日のラウンドで使える実戦向きの攻略法ですので、ぜひ試してみてください。 1.【左足上がり】重力に垂直に構える 左足上がりはフォローでヘッドが抜けにくく、距離がショートしやすい状況です。アドレス...
2021/06/16女子プロレスキュー!

バンカーでやってしまいがちな2つの間違い 大江香織

「バンカーからのリカバリー率アップ」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーNさんの悩み】 「グリーン周りのバンカーショットが苦手です。基本通りにフェースを開いて打っているのですが、ミスショットばかり…。どのように打てば良いのでしょうか?」 【大江香織のレスキュー回答】 多くのアベレージゴルファーは、バンカーショットの基本を熟知しているようで、しっかり理解して打てている人はごく少数に感じます。とても基本的な内容でも、ポイントを押さえるかどうかで、得意不得意が決まると言っても良いでしょう。今回は、そんなバンカーで押さえるべき2つのポイントをご紹介します。 1. フェースをきちんと開いていない ...
2020/03/25女子プロレスキュー!

1mパットを外してしまう本当の理由 宮田成華

「ショートパットの精度向上」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーRさんの悩み】 「1mほどのショートパットを右に左に外してしまいます。いつも練習しているようにストロークしているつもりなのですが…」 【宮田成華のレスキュー回答】 多くの方がショートパットを外してしまう理由を、ストロークにあると勘違いしています。特に1mほどの短い距離では、ストロークの良し悪しで大きく結果は変わりません。それよりも本当の理由は、その日その日で変わってしまう微妙な感覚のズレにあると思っています。 1. その日のズレを把握する 本番当日の感覚のズレを把握するには、スタート前に練習グリーンで、左右どちらに外す回数が多...
2020/03/04女子プロレスキュー!

左足上がりと下がりはどこが一番違う? 宮田成華

「左足上がり・下がり」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーCさんの悩み】 「左足上がりと左足下がりの状況で、注意するべき最低限のポイントは何ですか?」 【宮田成華のレスキュー回答】 左足上がりと下がりで共通している点は、傾斜に沿ってアドレスをして、スイングでは大振りをしないことです。このポイントを押さえつつ、それぞれの状況で意識している違いについてお話しします。 1. 一番の違いはミスの傾向 左足上がりと下がりで一番気をつけるべきなのは、傾斜に逆らうことで起こるミスです。左足上がりでは、重心が前(飛球方向)に突っ込み、引っかけるミス。逆に左足下がりでは重心が後ろへ起き上がり、トップが出やす...
2022/05/04女子プロレスキュー!

3種類の高さを打ち分けるアプローチ練習法 桑木志帆

「アプローチがなかなか上達しない人」をレスキュー♪ 3種類の高さを打ち分けるアプローチ練習法 桑木志帆がレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーOさんの悩み】 「基本的なアプローチショットはマスターしていますが、プロのようにどんな状況でも寄せられる技量が身につきません。どのような練習をすれば上達しますか?」 【桑木志帆のレスキュー回答】 アプローチショットは、ピンまでの距離やボールの落とし所によって、同じクラブでもボールの高さを打ち分けなければいけません。状況に応じたショットを練習しておくことで、よりシンプルにやさしくショートゲームを組み立てることができます。今回は、アプローチ技術がグーン!とアッ...
2022/05/11女子プロレスキュー!

パッティングでの右手の悪さを抑えるには? 桑木志帆

「パットが安定しない人」をレスキュー♪ パッティングでの右手の悪さを抑えるには? 桑木志帆がレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーNさんの悩み】 「パットの調子が悪いときは、利き手の右手が強すぎる気がしています。どのような点に注意すれば改善できるでしょうか?」 【桑木志帆のレスキュー回答】 ロングパットでは距離感、ショートパットでは方向性を向上させるには、安定したストロークが不可欠。両手がバランスよく、均一の力感をキープできていることが理想です。今回は、利き手の強さを抑えられる2つのポイントと効率的な練習法をお教えします。 1. 両手が一体化するグリップで握る ひとつ目のポイントはグリップ。右...
2020/08/19女子プロレスキュー!

アイアンの引っかけを防ぐ板乗りドリル 吉川桃

「アイアンの引っかけ対策」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーQさんの悩み】 「ショートアイアンで、よく左に引っかけてしまいます。プロのようにラインを出して、狙った方向にボールを飛ばすにはどうすれば良いですか?」 【吉川桃のレスキュー回答】 「私も調子が悪くなると、ショートアイアンで左に引っかけるミスが多くなります。そこで今回は、私も実践している引っかけを防ぐための効果的な練習法をお教えします。 1. 体の突っ込みが原因 引っかけの原因は、切り返しのタイミングが早くなり、上体が前方(飛球方向)に突っ込んでしまうことが考えられます。インパクトでフェースがかぶり、左へ巻くような弾道になったり、...
2020/07/15女子プロレスキュー!

自宅でスイングづくり 「9時3時」を鍛えるには? 馬場ゆかり

「素振りを続けても方向性が良くならない人」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーEさんの悩み】 「雨が続いて、なかなかコースに出られません。自宅でできる方向性をアップさせる練習法はありますか?」 【馬場ゆかりのレスキュー回答】 確かに方向性や距離感は、実戦で培われる部分が多いですが、いまの時季はコースに出られないという人が多いと思います。そこで、自宅の壁や床を利用した方向性を上げるためのスイングづくりをお教えします。 1. 9時から3時を重視する 方向性アップのために重要なのは、振り幅9時から3時の間でプレーンが外れないことです。このゾーン内でブレなければ、方向性は自然に改善されます。逆に言...
2015/04/08女子プロレスキュー!

スイングの安定感を上げるには? 竹内美雪

「ハーフスイング」で身につける! 【アマチュアゴルファーの悩み】 「球がバラついてなかなか上達しません。どうしたらよいですか?」 【竹内美雪のレスキュー回答】 方向性が安定しない最大の原因は、スイングで手先を使っていることが上げられます。平均的に90切りを目指すなら、体の大きな部位を使い、より安定感のあるスイングを身につけましょう。そのためにオススメしたいのがハーフスイングです。 「三角形」を崩さない! ハーフスイングとは、腕が地面と平行になるまでしか上げない小さな幅のスイングです。ここで大切にして欲しいのは、アドレスでつくった両腕の三角形を崩さないこと。イメージは真立した状態で胸の前にグリ...
2022/06/29女子プロレスキュー!

パッティングが上達する! ふたつの発想転換 桑山紗月

「パットが苦手な人」をレスキュー♪ パッティングが上達する! ふたつの発想転換 桑山紗月がレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーTさんの悩み】 「スコアを崩す最大の原因はパッティングです。3パットが多く、常にハーフ20パット以上…。どんな練習をすれば改善できますか?」 【桑山紗月のレスキュー回答】 アマチュアの皆さんのパッティングを見ていて、気になる点がふたつあります。ひとつは、打点ズレについて。もうひとつは、グリーン上で優先するべき考え方。どちらも発想の転換で改善できるので、参考にしていただければと思います。 1.「ヘッド操作が悪い…」の発想を転換する 打点が安定しない原因を、ヘッド操作のせ...
2023/06/21女子プロレスキュー!

コースに出たときに強みとなる練習場での30cm 岸部華子

「練習場とコースの差を埋めたい人」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーFさんの悩み】 「前日の練習場では良かったのに、いざコースに出ると別人のようにミスばかり…。確実に実戦につながるための練習法を教えてください」 【岸部華子のレスキュー回答】 練習場とコースでのいちばんの違いは、同じクラブで繰り返し何度もボールを打てるかと、一発勝負かとの違いといえます。コースではドライバー、フェアウェイウッド、アイアンと異なるクラブを順に使用しますが、練習場は成功するまで何度も繰り返し打つことができます。裏を返せば、どれだけ練習場と同じ状況でショットが打てるかを考えることが、結果につながる近道となるわけです...
2023/07/12女子プロレスキュー!

行きと帰りが1対1!? アプローチの距離感をつくる方法 岸部華子

「アプローチショットでの距離感の悩み」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーFさんの悩み】 「30~50ydの花道からのアプローチで、1パット圏内に寄せたいのですが、ショートやオーバーばかり…。距離感を磨くためには、どのような練習をすると良いですか?」 【岸部華子のレスキュー回答】 アプローチの距離感に悩む人は、打ちたい距離とスイングの振り幅の大きさが合っていないことが多いです。短い距離にもかかわらず、大きくクラブを振り上げてしまい、インパクトで緩めてしまう。それがダフリやトップのミスを引き起こします。距離とスイングのイメージをリンクさせるには、次の3つの練習法が効果的です。 1. 片手打ち...
2023/07/19女子プロレスキュー!

なぜ転がしアプローチはボールを右足寄りに置くのか? 岸部華子

「ランニングアプローチがうまく打てない人」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーKさんの悩み】 「転がしのアプローチでセオリー通り打っているつもりですが、毎回安定して打つことができません。どのようなことを意識して臨めば良いのでしょうか?」 【岸部華子のレスキュー回答】 高さを必要としないアプローチは、チップインの確率が高く、グリーン周りでは基本となる攻め方といえます。ただ多くの方は、セオリー通りにボールを右足寄りに置き、なんとなくオープンスタンスで構えている人が多いのではないでしょうか。実は基本の打ち方に対する「なぜ?」の答えに、上達のヒントが隠されているのです。 1. なぜクラブはAWが適...
2023/07/26女子プロレスキュー!

よし毎日やるゾ! 効果が倍になるパター練習法 岸部華子

「パッティング技術の伸び悩み」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーMさんの悩み】 「毎日パターマットで練習しているのですが、なかなか上達しません。どんなチェックポイントで、どのような意識で練習するべきでしょうか?」 【岸部華子のレスキュー回答】 パッティングはスコアを縮めるための重要事項ですが、練習量が足りていない人がほとんど。プロのように何時間もゴルフに充てることができないアマチュアの方は、プロ以上に効率よい練習内容が求められます。せっかく毎日行うなら、確実に効果が出るドリルを選びましょう。 1. 平らなマットを使う パターマットはカップ周りが盛り上がっているものと平らなものがありますが...
2023/06/14女子プロレスキュー!

太ももでボールをギュッ! 脚の力でヘッドスピードUP 岸部華子

レッスンプロとして活躍中の岸部姉妹の妹が登場! 今回から登場する女子プロは、ステップアップツアーで2度の優勝を誇り、今シーズンはシード選手としてフル参戦中の岸部桃子の妹である岸部華子プロ。LPGA公認ティーチングプロの資格を持ち、レッスン活動を行いながら姉のキャディも務める華子プロが、即効性の高いレッスンを展開してくれる。彼女ならではのメソッドを学んでいこう! 「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪ 太ももの動きでヘッドスピードが速くなる!? 岸部華子がレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーDさんの悩み】 「飛んだり、飛ばなかったり、ドライバーでの飛距離の差が激しいです。もっと安定して飛ばすに...
2020/12/23女子プロレスキュー!

ラフからの脱出 やって良いこと悪いこと 森美穂

「深いラフからの脱出」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーRさんの悩み】 「ラフに沈んでいるボールを、フワリと上げてピンに寄せたいのですが…。プロは何を意識して打っているのでしょうか?」 【森美穂のレスキュー回答】 グリーン奥などの深いラフに入ってしまった場合、基本的なアプローチショットでは、うまく脱出することはできません。深いラフでは特別な打ち方が求められます。特にラフでは、打ち方がミスに直結してしまうので、やってはいけないNG行為を頭に入れて臨んでください。 1. 出球のイメージでフェースを開く 左足体重でオープンに構える点は、通常アプローチと同じです。特別な点はフェースを開くこと。こ...
2020/11/25女子プロレスキュー!

そもそも打ち急ぎって直せるの? 森美穂

「ドライバーの方向性アップ」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーRさんの悩み】 「ドライバーショットで飛ばそうと思うと、どうしても打ち急いでしまい、左右に散らばってしまいます。打ち急ぎって、そもそも直せるものなのでしょうか?」 【森美穂のレスキュー回答】 ミスショットの多くは、切り返しのタイミングが早くなる打ち急ぎが原因です。そんな打ち急ぎについて、完全に直すことは難しいですが、ある程度は防ぐことができると考えています。 1. そもそも「打ち急ぎ」とは… そもそも打ち急ぎとは、上体がトップの位置で静止せず、早めに左サイドに流れてしまい、上体が(飛球方向に)突っ込んだり、起き上がったりしてし...
2020/12/02女子プロレスキュー!

前傾角度はどうしたらキープできる? 森美穂

「アイアンのミート率UP」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーLさんの悩み】 「アイアンでボールを分厚くヒットさせ、強い弾道を生むためには、どうしたら良いですか?」 【森美穂のレスキュー回答】 アイアンショットで分厚い当たりを生むには、ボールより先(約20cm)までヘッドを低く長く保ち続け、インパクトすることが必要です。そのためには、アドレス時の前傾角度をキープすることが求められます。 1. 前傾キープは前傾を意識してもダメ 前傾角度を保とうと、前傾姿勢を意識しても、スイング中はどうしても崩れてしまうものです。インパクトでアドレスの体勢を再現しようと試みても、なかなか実現できないのは、それ...
2020/08/12女子プロレスキュー!

ロングアイアンをショートアイアンのように打つには? 吉川桃

「ロングアイアンの苦手克服」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーHさんの悩み】 「ショートアイアンは自信を持って振れるのですが、6番以上のロングアイアンになると、うまく当たりません。どうしたら良いですか?」 【吉川桃のレスキュー回答】 ロングアイアンが苦手という人は、スイング中の“力み”が原因と思われます。どんなにクラブが長くても、100ydを飛ばす感覚で、スムーズに振ることができれば大きなミスにはなりません。 1. 飛ばすのではなく“飛ばせる”と考える 考え方としては、スイングの勢いで飛ばすのではなく、スイングは変えずにロフト角通り当てるというイメージをもつことです。ロングアイアンは飛ば...