2017/03/27優勝セッティング

若林舞衣子、幸運のUTと得意のパターで5年ぶりV

日時:3月24日~26日 開催コース:UMKCC(宮崎県) 優勝者:若林舞衣子 若林舞衣子が鮮やかな逆転劇で5年ぶりの優勝を手にした。序盤2番(パー3/153yd)のティショットを6UTで放つと、左下がりの傾斜の激しいグリーン右サイドから転がり、ホールインワンを達成した。「イメージ通りのショット」で、4打差の逆転の足がかりとした。 「66」(パー72)をマークした最終日は1Wの安定感を欠いてフェアウェイキープ率57%だったが、愛用するオデッセイ ミルドコレクション TX パター #2で次々にカップを鳴らした。「長いのが決まってくれた」とスコアを伸ばした前半の4バーディのうち、3つは5m以上のロ...
2016/11/08優勝セッティング

1Wで距離を打ち分け フォン・シャンシャンは精度を強みに2連勝

日時:11月4日(金)~6日(日) 開催コース:太平洋クラブ美野里コース(日本) 優勝者:フォン・シャンシャン 首位から出たフォン・シャンシャン(中国)が、最終18番でダブルボギーをたたきながら辛くも1打差で逃げ切り、日本の地で米国ツアー通算6勝目を挙げた。前週「サイム・ダービーLPGA」に続いて2週連続でカップを掲げ、「連続優勝は初めてなので本当にうれしい」と喜びに浸った。 「フェアウェイが狭い日本のコースは私に向いている」と、飛距離よりも精度で勝負するショットメーカー。2日目に同組でプレーした堀琴音は、1Wで距離を打ち分けるコントロールショットに感心しきりだった。使用クラブは、パターと...
2017/11/06優勝セッティング

2本の3Iで難コース攻略 チャン・キムの優勝ギア

大会名:HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 日時:2017年11月2日(木)~11月5日(日) 開催コース:PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄) 優勝者:チャン・キム 3打差を追って2位から出たチャン・キム(米国)が「69」をマークして、通算6アンダーで逆転優勝を飾った。7月の「セガサミーカップ」以来となる3勝目をあげて、優勝賞金4000万円を獲得。賞金ランキングトップも4位から1位に浮上した。 7月の「全英オープン」からピン i ブレード アイアン(2番)のかわりに通常よりも0.5インチ長い39.5インチのピン i200 アイアン(3番)を投入。「フィーリングがよくて打ちやすい」と感...
2017/11/06優勝セッティング

変わらない強さとクラブ 連覇達成フォン・シャンシャンの優勝ギア

大会名:TOTOジャパンクラシック 日時:2017年11月3日(金)~5日(日) 開催コース:太平洋クラブ美野里コース(茨城) 優勝者:フォン・シャンシャン フォン・シャンシャン(中国)が終盤に勝負強さを見せつける逃げ切りで連覇を決めた。ウェッジ以外のクラブは、開催コースを当地に移した昨年大会から同様のモノを使用。「フェアウェイが狭くて、日本のコースはわたしに向いていると思う」と高いパーオン率で日本ツアー7勝目、米ツアー8勝目を飾った。 「緊張していた」という2打差トップで迎えた最終日こそパーオンは12回だったが、前日2日目までの36ホールでパーオンを逃したのは1ホールだけ。2013年から契約...
2018/07/02優勝セッティング

秘めた爆発力で米ツアー初制覇 フランチェスコ・モリナリの優勝ギア

フランチェスコ・モリナリは「クイッケンローンズナショナル」の最初の3日間を「67」「65」「65」として、好調のまま大会最終日を迎えた。しかし、彼は日曜のパフォーマンスにより、あらゆる人々の注意を引き、「ライダーカップ」欧州代表の座をほぼ確定させたのだった。 モリナリはTPCポトマックatアヴェニールファームでの最終ラウンドに「62」をマークし、通算21アンダーとして、後続に8打差をつける圧巻の勝利を挙げた。 モリナリは4日間を通してボギーを2つしか叩かず、最後の68ホールはわずか1ボギーでラウンドした。モリナリはパーオン率でトップにランクインし、更に背面キャビティ部分にイタリア国旗の色合いの...
2020/11/02優勝セッティング

ショートアイアンに自信、安定感ある1W 西村優菜の優勝ギア

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(2日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6585yd(パー72) 20歳のツアールーキー、西村優菜が6打差を逆転しツアー初優勝を挙げた。最大の武器は安定感のある1Wショットと得意と自負するショートアイアンだ。用具使用契約を結ぶキャロウェイのクラブを使用する。 今季3位のフェアウェイキープ率75.85%を支えるドライバーはキャロウェイ マーベリック サブゼロ ドライバー。今後は確実性を落とさず、5~10ydほどの飛距離アップを図っていくという。 勝みなみと首位で並んだ最終18番(パー5)、フェアウェイ中央の115ydから1mにつけた第3打が勝...
2020/06/30優勝セッティング

5年前と同じオレンジヘッド 渡邉彩香ドライバーの紆余曲折

大会名:アース・モンダミンカップ 日時:6月25日(木)~29日(月) 開催コース:カメリアヒルズCC(千葉) 優勝者:渡邉彩香 渡邉彩香が原点回帰の先に5年ぶりの優勝をつかんだ。昨季賞金女王の鈴木愛をプレーオフで破り、涙を流した。球筋を本来のフェードに戻し、1Wのヘッドは前回優勝した2015年と同じブリヂストン J015を使用した。一般販売された黒色のヘッドとは異なるオレンジ色のヘッドは、5年前の発売時に特注としてカラー展開されたモデル。当時渡邉が好きな色を選んだという。 極度の1W不振を経て、5年前のクラブを自宅から引っ張り出したのは昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」。1年に1回の...
2020/07/11優勝セッティング

今季からブリヂストン契約 関藤直熙“国内初勝利”の14本

大会名:ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 日時:7月9日(木)~10日(金) 開催コース:取手国際GC(茨城) 優勝者:関藤直熙 賞金ランキング加算対象外の非公式大会ながら、今季国内初開催となった男子ツアーの試合で関藤直熙が輝きを放った。3打差10位からコースレコード「61」をマークし、通算14アンダーで逆転優勝。2日間36ホールボギーなしで日本での初タイトルをつかんだ。 昨季アジア下部ツアーで日本人初の賞金王に輝いた22歳は、今年からブリヂストンスポーツとクラブ契約。パター以外の13本とボールを同社製でそろえている。 自らの持ち味を「積極的にドライバーを使って攻めていくスタイル」と...
2020/12/07優勝セッティング

初Vシャフトに回帰 チャン・キム“飛んで曲がらない”1Wで最終戦制覇

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(6日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70) 2打差3位から出たチャン・キムが逆転で2020年最終戦を制した。1組前の大槻智春、最終組の岩田寛と谷原秀人が3人とも最終18番(パー3)でボギーをたたき、覚悟していたプレーオフを待たずに決着。シーズン再開後も参戦見送りが多数を占める海外勢のツアーメンバーとしては、今季最初の優勝となった。 日本ツアーが誇る大砲は、4日間のフェアウェイキープ率67.86%でフィールド5位。特に最終日はトップタイの85.71%を記録した。 1Wは10月「ZOZOチャンピオンシップ」からピン G4...
2022/10/10優勝セッティング

小祝さくらもスイッチ オデッセイパターは今季女子ツアー31戦で24勝

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(9日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72) 小祝さくらが最終ラウンドの混戦を制して今季2勝目、ツアー通算8勝目を飾った。この秋、住友ゴム工業のダンロップ スリクソンシリーズの新モデルと見られる1W、3W、5Wに新調。シーズン初勝利となった5月の「リゾートトラスト レディス」からの変更は上記3本のウッドと、パターだった。 地元北海道で金属加工を営む、株式会社ワールド山内のワールドクラフトデザインのパターから、夏場にオデッセイ トリプル・トラック TENにスイッチした。スーパーストロークの長めのグリップを装着している。 スリク...
2020/09/14優勝セッティング

リンクスで味わった「ピンポイントで狙う楽しさ」 永峰咲希の優勝ギア

◇国内女子メジャー第1戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯最終日(13日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640yd(パー72) 今季国内メジャー初戦となったのは、国内外で70以上のコースを手掛けた加藤俊輔氏設計のJFE瀬戸内海GC。日本では数少ないリンクススタイルのゴルフ場だ。 風を遮るものがないフラットな地形には、グリーンだけでなく、フェアウェイにも無数のアンジュレーションが施され、ピンと同じ狭い面をとらえなければバーディを奪うことは難しい。 「楽しかったです。日本ではそうそうない景色だし、落ちるところが見えない」と永峰咲希。「グリーンもホールごとに特有で、ピンポイントで打...
2020/11/16優勝セッティング

ダンロップ育ちの香妻陣一朗 次戦ホスト大会に“凱旋”

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(15日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70) 香妻陣一朗がツアー本格参戦8年目にして初優勝を飾った。2018年に女子ツアーを制した姉の香妻琴乃に続く、きょうだいで獲得したレギュラーツアーでのタイトル。最終日、終盤までもつれた混戦を劇的な一打で制した。 最終18番(パー5)のスーパーイーグルは、周到な計算があってのもの。後ろの組を回る首位・木下稜介に1打ビハインド、果敢に攻める場面でのティショットで3Wを握った。「フェアウェイに置かなければイーグルは取れない。傾斜が強く、1Wではボールがラフまで持っていかれると練習ラウ...
2021/05/10優勝セッティング

難関18番も得意のアイアンで見事攻略 片岡尚之の優勝ギア

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(9 日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72) 高い戦略性を誇るロバート・ボンヘギー設計の名コース・西那須野CCに、最終日は強い北西風が吹き付けた。この日、難度1位となった最終18番(パー4)の平均ストロークは4.479。強いアゲンストが吹く中で、片岡尚之は1W、6Iとつないでパーオンさせて2パット。 「18番は右からのアゲンストで、あの(最奥の)ピンポジションは難しかったけど、低いフェードで風と喧嘩させてピンに寄せるというイメージ。狙い通り。完璧でした」と自画自賛する一打で、プロ4戦目での初優勝をたぐり...
2021/03/08優勝セッティング

スリクソンZX5 ドライバーで安定感 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72) 2打差3位で最終日を迎えた小祝さくらが後半から追い上げを見せ、逆転のツアー通算3勝目を飾った。 雨もあがった後半11番(パー5)。残り60ydの3打目を58度で放つとピンそば1m弱にピタリとつけ、バーディを奪取して勢いをつけた。そして、優勝を決めた最終18番でも「『同じ距離に残せたらいいね』とキャディさんと話していた」とプレーを再現し、バーディ。狙い通りのプレーで勝利を手繰り寄せた。 4日間を通じて、「パットがいい日もあれば、ショットがいい日もあって、うまくかみ合ってくれた」と振り返った。20...
2020/09/21優勝セッティング

ショートゲームに磨き 古江彩佳のノーボギー優勝を支えたクラブ

◇国内女子◇デサントレディース東海クラシック 最終日(20日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6456yd(パー72) 20歳の古江彩佳が28歳の東浩子とのプレーオフを制し、プロ初優勝を挙げた。アマチュアとして制した2019年10月「富士通レディース」以来のツアー2勝目。54ホール連続でボギーなしの安定感は、オフに磨いたショートゲームや今大会前に鉛をグリップエンドに入れて調整したパターによって支えられた。 54ホール中11ホールでパーオンを逃したが、今季のパーセーブ率は92.69%と全体1位、さらにリカバリー率も77.17%の全体1位。新型コロナウイルス感染拡大により試合見送りが続いた時期に...
2020/11/23優勝セッティング

「怖がっていると何もできない」成長曲線描く古江彩佳の14本

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71) 20歳の古江彩佳が「伊藤園レディス」に続く2週連続優勝を達成した。前年のアマチュア優勝を含め通算4勝目。今季2勝で並んでいた19歳の笹生優花との優勝争いから抜け出し、今季最多の3勝目をマークした。 2位と2打差の単独トップから出て「69」。差を広げた前半で勝負は事実上決まった。使用クラブは今季3勝ですべて一緒。不動の14本を使いこなしながら、試合を通じて技術力を高めている。 新たな技術は実戦で磨くスタイル。「クッションを使ったアプローチ。試合でうまくできるようになってきた」...
2020/08/17優勝セッティング

“ジャンボ仕様”の1Wで生み出す圧倒的飛距離 笹生優花のプロ初優勝ギア

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(16日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6710yd(パー72) 昨年プロテストに合格し、今年ルーキーイヤーを迎えた笹生優花。身長166㎝、体重63㎏のバネのある身体から放たれる1Wショットのヘッドスピードは約46.5m/sで、「飛距離は250から260ヤード」と言うものの、風や状況次第で軽く280ydを超え、300ydにも迫る威力を誇っている。昨年、国内女子ツアーの平均飛距離1位は穴井詩の260.67yd。笹生の飛距離はすでにトップクラスにある。 プロ初優勝をつかんだ1Wは、昨年末から指導を仰ぐ尾崎将司が見立てた、テーラーメイドM...
2020/10/19優勝セッティング

1Wは7.5度、12回目のエースも達成 申ジエの優勝ギア

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(18日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6659yd(パー72) コロナ禍の影響で自身の開幕が遅れた申ジエ(韓国)だが、来日3戦目で早々に今季初優勝。5月と6月にそれぞれ右手首と左肘の手術を受け、「ファンの人にも大変心配をかけたけど、もっと良くなるために手術を選択するしかなかった。後輩たちにも、いろんなケアをしながらプレーを続けられるんだっていうことを見せられたんじゃないかと思う」と怪我を乗り越えてつかんだ勝利に胸を張った。 昨年とは1Wが変わったが、そのロフトは7.5度。「手術後に右手の感覚を補うために、低いボールが出るものにした。そうしたら、...
2020/09/01優勝セッティング

エースパターはピレッティ社 笹生優花2戦連続Vギア

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(30日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72) 19歳の笹生優花が2週前の今季第2戦「NEC軽井沢72」に続いて2試合連続で優勝した。荒天の影響でセカンドカットを実施した最終日は「71」。ショートゲームで粘り逃げ切った。 クラブは豪快な飛距離を武器にプロ初優勝を挙げた「NEC-」から替わらないが今大会は小技が光った。エースパターは2008年に米テキサス州で誕生したピレッティ社のもの。17年から同社のパターを使用し始め、1年前からは「構えやすい。ピンタイプって細くて四角っぽいじゃないですか。それに丸みを出して、見たときに柔らかいイメ...
2020/11/30優勝セッティング

完全Vでメジャー2勝目を挙げた原英莉花の優勝ギア

◇国内女子メジャー第3戦◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(29日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72) 21歳の原英莉花が完全優勝で、ツアー通算3勝目を挙げた。10月「日本女子オープン」に続くメジャー連勝。メジャー初制覇の時と比べて、「今週は全く自分のショットに信頼を置けなかった。最終日に出る前、結構不安で『どうなるかな』という気持ちはあった」と振り返った。支えたのは14本のクラブだ。 優勝争いに拍車がかかった後半、14番でボギーをたたいてスコアを伸ばせずにいた。続く15番でも2打目をグリーン奥のラフへと転がし、ピンまで20ydとピンチを迎えたが、「イメージ通り打てました...