2015/02/23植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.46 ラウンド中のダフリを即効修正!その2

手首の角度が早くほどけてしまう ダフリには色々な原因がありますが、今回はダウンスイングで手首の角度が早くほどけてしまうことで起こるダフリについて説明しましょう。多くのアマチュアは、地面のボールを打つアイアンショットのときに、ボールを上げようとする動きが入ります。その代表的な動きがアーリーリリースです。手首の角度が早くほどけてしまい、ボールよりも手前にヘッドが落ちてしまう。仮にダフらなかったとしても、薄い当たりになり、弱々しい球筋になってしまいます。 左手首の角度をキープさせる 手首がほどけてしまうのは、ボールを上げようとするからだと説明しました。ボールを上げようとすると、ダウンスイングで右肩...
2014/12/15植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.37 フック・ヒッカケ徹底矯正!その2

体の右側で振るとフェースがかぶる ボールがフックする原因は、インパクトでフェース面がかぶるからです。そうなる理由は、スライスを嫌って急激にフェースを返したり、飛ばそうと思って力んだりと、様々ですが、フックで悩んでいる人の代表的な動きが、体の右側でクラブを振っていることです。体の右側で振るイメージ自体は決して悪いわけではないのですが、体の右側でコックがほどけてしまうのが良くない動きなのです。要するに、ヘッドから先に下りてしまうということです。 左手主体の左サイドでスイングする 体の右サイドでスイングするとフェースはかぶりやすくなりますので、ポイントとして、フォローサイドでボールを打つイメージを...
2014/04/21植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.3 素振りのコツ!

素振りと同じように振れないのはなぜ? 今回は素振りについて説明します。素振りの回数は人それぞれ違いがあります。プロの中でも、やり方は様々で素振りをせずにスイングに入るプロもいるほどです。ただ、アマチュアの方には精度を上げる意味で是非行ってもらいたいですね。「素振りはきれいなのにね」と言われた経験は誰にでもあると思います。なぜ素振りのように振れないのか。理由はボールを目の前にすると、クラブを振ることよりもボールを打ちにいってしまうからです。素振りのようにスイングするためのポイントをタイプ別に説明していきましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 片手素振りで大きな...
2015/01/19植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.41 ラウンド中に即効修正!シャンク編 その1

シャンクとはクラブの根っこに当たるミス ラウンド中に出る突発的なミスの代表と言えばシャンクです。シャンクは一度出ると止まらなくなると言われますが、その理由は一度出ると手先でボールに当てようとする動きがどんどん強まるからです。シャンクとは、クラブのネック部分にボールが当たるミスです。ボールに当てようとすればするほど、手が体から離れてネック側に当たりやすくなるわけです。原因をしっかりと把握していれば、ラウンド中に出ても焦ることはありません。 体重配分をつま先体重にする シャンクが出る原因は、自分から見てボールの向こう側をヘッドが通ってしまうことにあります。このような動きになるのは、体重配分が一つ...
2014/07/21植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.16 ツマ先上がりのアプローチ

SWを持ってピッチ&ランで寄せる ツマ先上がりのアプローチは、アイアンショットと同じく、ボールと体との距離が近くなります。そのため、左に引っかかりやすいのが特徴です。球質的にはあまり高さが出ず、落ちてからもランが出やすい。その点を踏まえて、使用するクラブはサンドウェッジでいいでしょう。ツマ先上がりのライに遭遇したら、まずは落とす場所をイメージしてピッチ&ランで寄せることを考えましょう。 クラブを短く持ってボールの近くに構える ツマ先上がりはボールとの距離が近くなると説明しました。当然、クラブは短く持つのが基本です。ツマ先上がりはボールが足下よりも高い位置にあるので、ある程度軌道はフラットにな...
2014/09/22植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.25 グリーンエッジからパターで寄せるコツ

ボールからグリーン面までの芝の状態を確認 グリーン周りにボールがこぼれて、ボールのライが良かったときに、パターを使おうかウェッジを使おうか迷うことはありませんか。ウェッジを使ってプロのように寄せたい気持ちはわかりますが、転がす方が断然ミスの確率は減ります。そこで判断基準にしてもらいたいのが、グリーン面までの距離と芝の長さです。特に芝が長いときはグリーン面までの距離が短くても、抵抗が読めないのでウェッジを使ったほうがいいでしょう。 プラス1メートルの距離感で打つ グリーン面までの距離が1メートルで、芝の状態は良い。エッジからカップまでの距離が約7メートルで、合計8メートルですが、打つ距離のイメ...
2014/10/20植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.29 スライスをなおすカンタン練習法

スライスはなぜ起こるの? 多くのアマチュアが悩むスライスですが、原因はインパクトでフェースが開いて当たるからです。なぜ開いて当たるのか。上半身でクラブを下ろしてカット軌道になるなど、様々なことが考えられますが、多くの人は振り遅れることで、フェースが開いてしまっています。インパクトでボールをつかまえる動きを覚えていきましょう。 腰は開いても肩は開かない 振り遅れる原因は、体がインパクトで開いてしまうからです。ゴルフのスイングは回転運動なので、体は回るものなのですが、上半身と下半身の動き方のタイミングがポイントになります。要するにスライスしてしまう人というのは、下半身と上半身が一緒に回ってしまっ...
2014/04/14植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.2 スタート前の下半身ストレッチ

意外とケガをしやすい下半身をしっかりと伸ばす 今回は下半身のストレッチのやり方を紹介します。ゴルフのスイングは上半身と共に下半身も重要な部分。スイングの土台という意味では、下半身をしっかりとストレッチしておくことが良いスイングにつながると言えます。また、長時間歩くスポーツだけに疲れが溜まりやすくケガをしやすい部分でもあります。スタート前のちょっとした時間を使って必ず下半身をほぐしておいてください。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 足首を伸ばして左右の動きに対応 ゴルフのスイングは右から左(右打ちの場合)へ横の動きが入り、さらに回転の動きが入ります。その複雑な動き...
2014/06/16植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.11 SWでピッチショットをマスターしよう!

サンドウェッジを使ったピッチショットを覚える グリーンまわりのアプローチをテーマにレッスンしていきましょう。グリーンまわりのアプローチで使うクラブと言えば、PW、AW、SWの3本が基本になりますが、今回覚えてもらいたいのがSWを使ったピッチショット。ピッチショットはキャリーと高さを出して、ランを少なめにするショットです。ピンまでの間に障害物があったり、ボールを止めたいときに効果的な打ち方です。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) キャリーとランの比率は7対3くらいに考える 振り幅の大きさはピンまでの距離によって変わりますが、基本的にはテークバックとフォローを左右対称...
2014/08/18植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.20 ハザードを越えるロブショット

障害物があるときに使うロブショット バンカー越えなど、グリーンまでの間に障害物があるときなどに使うのがロブショットです。ただ、これはプロでもリスクの高いショットで、あまり多用することはありません。条件としては、ボールが芝の上でやや浮いていて、ヘッドがボールの下に入るスペースがあることです。それらの条件が揃っていなければ、無理をしてロブを打つ選択はしないでください。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) フェースの向きは右を向けながら開く ロブを打つための準備として大切なのがフェースを開くことです。シャフトを目標と反対側に倒すようにしてフェースを開くのではなく、単純にフ...
2014/04/28植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.4 朝イチの練習場での考え方

その日の自分の球筋を確認しておこう 今回は朝イチのスタート前練習の考え方がテーマです。朝イチ練習の大きな意味は、その日の自分の球筋を確認することです。もちろん体をほぐすことも重要な部分ですが、練習量の少ないアマチュアにとっては、その日にどのような球が出るのかを知り、その球筋でコースを攻略するべきなのです。スライスが出たからスライスを直そうとするのではなく、曲がり幅を小さくする工夫をするのです。では具体的に説明していきましょう。 スイング修正はNG 朝の練習場ではスイング中の動きを変えることはおすすめできません。ミスが出たら、そのミスの度合いが小さくなるようにアドレスに手を加えましょう。例えば...
2014/05/05植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.5 スタートホールのティグラウンドで考えることは?

自分のレベルに合わせたコースマネージメントをする スタートホールは緊張する場面です。良いショットを打ってやろうとか、ミスしたくないとか色々と考えてしまいがちですが、そこは一呼吸おいて、冷静になってください。まずはそのホールの距離、ハザード、グリーンの位置、ピンポジションなどを事前に頭に入れておきます。そこから、自分のレベルに合わせてマネージメントを考えていくのです。 飛ばない人は3打目勝負で 例えば、飛距離があまり出ないという人が、距離の長いパー4からスタートする場合。スタートホールでパーを獲りたい気持ちはわかりますが、まずは3打でグリーンに乗せることを考えて、ボギーでよしとする考え方をしま...
2014/12/01植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.35 スライス徹底矯正!その5

積極的なローテーションを覚える スライスする人だけに限らず、ゴルフのスイングにおいて、フェースローテーションというのは必ず必要な動きです。フェースローテーションは、体の回転と腕の動きのタイミングから生まれるものですが、まずは、フェースだけの動きを覚えた方が、ボールを捉えるインパクトのイメージが湧きやすくなります。 クラブを速く振るのではなくフェース面を回転させる クラブを野球のバットに見立てて振ると、ヘッドスピードが速くなるとよく言われますが、バッティングのように体を使うと、体が開きやすくなり、スライスを強調する可能性がでてきます。今回、野球のバットをイメージしますが、それは、フェース面での...
2015/03/23植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.50 ラウンド中のフックを即効修正!その2

ボールに当てる意識が強すぎる ある程度クラブが振れるレベルになってくると、どんどん飛ばそうとして、手先を使い始めます。すると手先でヘッドを走らせようとするので、インパクト付近の動きが不安定になってきます。飛ばそうとしたり、強くヒットしようとすると、フェースが急激に返ってフックになってしまうわけです。また、無理にインサイドアウトに振ろうとすることも、フック系のミスになる原因です。 コースでは球を打つなと言うほうが難しい ボールを打ちにいくことで、ミスの度合いが大きくなることは誰もがわかっていることです。練習ではそれを意識的に抑えることができても、コースではなかなか難しいでしょう。いかにインパク...
2014/07/28植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.17 ツマ先下がりのアプローチ

スライス回転がかかりやすいライ ツマ先下がりはツマ先上がりの逆で、インパクトでフェースが開きやすいライです。落ちてからは、スライス回転がかかりやすいため、右にボールが流れることをある程度予測しておく必要があります。また、ツマ先上がりよりは落ちてからのランも少なくなります。ただ、打ち方を変えるのではなく、ターゲットを変えて対処するようにしましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) クラブを長く持ってボールとの距離を調整 ツマ先下がりの難しい点は、ボールとの距離が遠くなることです。手先で当てにいくとミート率は格段に下がります。大事なことはアドレスの段階でボールとの距...
2014/09/01植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.22 パットで“良い転がり”を生むためには?

ヘッドの芯でボールの芯を打つ 良い転がりのボールを打つと距離感が合いやすく、最後のひと転がりで入ったり、芝目やラインに影響されにくいというメリットがあります。方法は単純にパターのヘッドの芯でボールの芯を打つだけ。ただ、これができていない人が意外と多いのです。原因のひとつは基本編でやったアドレス(セットアップ)が間違っていることと、もうひとつストロークのイメージが間違っていることが考えられます。 ビリヤードのイメージで真ん中を打ち抜く 芯を打つにはまずイメージを変えていきましょう。上手く打てていない人の多くは、フェース面をボールの表面に当てようとしているだけで、しっかりと打ち抜けていないのです...
2014/11/10植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.32 スライス徹底矯正! その2

体は回せばいいというものではない スライスの原因は、インパクトでフェース面が開くからです。フェース面が開く原因のひとつとして、フィニッシュで体を回し過ぎることが考えられます。よく、フォローを大きくとか、フィニッシュまで振り切ることが大事とかいった表現をしますが、それを過剰に意識することで、体を回すことだけを考えてしまう。結果、ヘッドの動きの管理ができず、振り遅れて、フェース面が開いてしまうのです。 胸が開き過ぎないフィニッシュを覚える フェース面のコントロールがきっちりできるようになれば、スライスになることはありません。そのためには、むやみに体を回しすぎないことです。ボールをしっかりとつかま...
2014/08/25植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.21 パッティングの基本

ボール位置の基本は目の真下がおすすめ パッティングでみなさんが迷うのがボール位置でしょう。多少、誤差があっても構いませんが、基本は前傾したときの目の真下にボールがくるようにします。理由は打ち出したいラインに対して、スクエアにフェースをセットしやすく、かつストロークしやすくなるからです。体から離れすぎると目線とボール位置に角度がつきすぎて、狙ったところに打ち出しにくくなります。 両足の真ん中を基準にボール1個分左 ボール位置でもうひとつ大事なことは左右の位置。パターの形状などにより多少差は生じますが、基本的には両足を広げたスタンスのど真ん中よりボール1個左足寄り。要するに、手元とヘッドが体の中...
2014/09/08植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.23 パットの距離感を合わせる

まず大切なことは芯でヒットすること パッティングにおいて、最も重要で難しいのが距離感を合わせることです。特にロングパットは練習する機会が少ないアマチュアにとっては、なかなか上達しにくい部分で、感覚的なものが必要になります。その感覚を活かすために、まずは前回のレッスンで行った、しっかり芯でヒットするということを重視してください。 インパクトの加速感を一定にする ボールの転がりを安定させることが距離感を合わせる上で非常に重要になります。転がり方が安定しない人は、インパクトでヘッドを急加速させたり、逆に減速させたりしている可能性があります。理想は、ジェットコースターのように徐々に加速させながらボ...
2015/03/16植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.49 ラウンド中のフックを即効修正!その1

インパクトでフェースがかぶる フックで悩んでいる人の多くは、スライスが原因になっていることが多いんです。スライスを嫌がって、フェースを返す。結果、インパクトでフェースがかぶって当たるわけです。フックと表現していますが、厳密にはまっすぐか、もしくは左に出て左に曲がるような球のことです。フックはスライスと比べて球が強いので、曲がり幅も大きく、落ちてからもどんどん左へ転がります。もっともスコアがまとめられない球筋と言えるでしょう。 腰の回転が止まるからフェースが返る フェースが返ってしまう仕組みを説明しましょう。フェースを返そうとしていないのに、勝手に返ってしまう理由は、体の回転が止まってしまうか...