2015/10/28サイエンスフィット レッスン

自然で適度なタメを作るには?

タメを意識する良し悪し ほとんどのアマチュアは、テークバックでフェースが開くので、ダウンスイングでタメを作ろうとすれば、フェースがさらに戻りにくくなり、スライスが悪化します。また、闇雲にタメを意識し過ぎると、振り遅れる原因にもなります。フェースが開いたり、外からクラブが下りる人はまだタメを意識してはダメなのです。今回は、ドライバーのスイング軌道は良いのに、アイアンだけがつかまらないという人が登場。適切なタメを作る方法をお教えします! 【今回の受講者のお悩み】 「ドライバーは悪くないんです。あまり飛ばないという悩みはありますが、スライスすることはなく、OBが頻発するわけでもありません。問題はセカ...
2015/09/16サイエンスフィット レッスン

現代のクラブが合わない人は・・・

道具の進化に乗り遅れていませんか? 昔の小ぶりなドライバーでは上手く打てていたのに、今のクラブでは全然つかまらない。フェアウェイウッドよりも、ロングアイアンの方が打ちやすい。こういう方は、道具の進化に合わない、昔のスイングをしている可能性が大。今回は、アイアンは得意だがドライバーが吹け上がってつかまらないという方が登場。最新のクラブは、逆に扱いにくくなったと感じている方、必見です! 【今回の受講者のお悩み】 「ドライバーはバックスピン量が多くて、高く上がりすぎるし、フェードするので、カット目のイメージの方が振りやすい感じです。オーバースイングも直したいけど、タイミングが合わなくなるので、直せま...
2016/05/26サイエンスフィット レッスン

球ではなく「面」を打つイメージ!?

ゴルフを始めたばかりの方や経験の浅い方には、正しいスイングを身につける上でまず知っておくべき、いくつかのポイントがあります。これを実践するのとしないのとでは、その後の上達に大きな差が出るほどの重要なポイントとなります。今回は、「とにかくスイングをキレイにしたい」という女性が登場。世の初心者同様にドライバーは大きく右に出る球で、フェアウェイウッドはまったく当てられない状況。しかし、短時間のレッスンですぐにミートできるようになりました! 初心者の大半はボールが右に出ます。そして、意識的に掴まえようとすると、左へ打ち出そうと外から下ろすようになり、慢性のスライスへと陥っていきます。また、ボールを上げ...
2018/11/29サイエンスフィット レッスン

初心者スイングを最速で脱出!(スイングレベル1 後編)

今回は初心者レベルのスイングがテーマですが、「ああ、初心者向けかぁ…、まぁ自分は関係ないな」とスルーしないで欲しいのです。というのも、スコアに応じた各スイングレベルの壁は、レベル1の基本がしっかりできていないケースが多いからです。各レベルの壁に共通することは、体の回転が悪いことによって、腕が余計な動作を強いられ、安定性を失うということなのです。ゴルフ歴が長い方も、是非とも、初心に帰って参考にして欲しいと思います。 レベル1からレベル4までの、スイングに問題があるレベルでは、コースで目先の結果だけを優先しようとすると、必ずスイングが乱れていくものです。特に初心者レベルにおいては、コースでなんとか...
2018/03/15サイエンスフィット レッスン

スライサーなら絶対に改善したい2大ポイント【前編】

スライスにはさまざまな原因があります。もともとフェースが大きく開いたままクラブを握っている場合や、テークバック時に左腕が過剰に内旋(内側にねじれる動き)してしまう場合、そして、トップで体の軸がターゲット方向に倒れるリバースなどです。特に、左腕の内旋過剰とリバースがある限り、開いたフェースをスクエアに戻すことができません。スライサーが直ちになおすべき課題なのです。 プロは、テークバックで左腕が内旋した分だけ、ダウンスイングで外旋して元に戻る「ゼロインパクト」になっています。しかし大多数のアマチュアは、内旋した左腕が元に戻らない「マイナスインパクト」になっています。戻し方が悪いのではなく、テー...
2018/04/26サイエンスフィット レッスン

真のゼロインパクトで20ヤードUP!【後編】

言うまでもなく、飛距離はゴルファーにとって、大きな憧れのひとつだが、その飛距離アップに結びつく2大要素としてあげられるのが、効率的なインパクトとヘッドスピードだ。フェースとボールが正面衝突し、パワーロスなく効率的なインパクトができているなら、あとは単純にヘッドスピードを上げれば、飛距離は伸びます。そこで、飛距離に憧れるアマチュアが取り組みたくなるのがタメ。しかし、タメるばかりじゃダメなのです。 前回、「切り返しで、ヘッドからもっとも遠いところから動かすことを意識する」で、自然なタメをマスターしました。しかし、このままでは必ず球がつかまらなくなります。腰→胸→腕→クラブヘッドという順に動いて...
2018/10/18サイエンスフィット レッスン

初級者が陥るスライスの典型例を瞬時に改善!

オープンフェースでインパクトしている初心者は、なんとか真っ直ぐボールを運ぶために、腕の余計な動作を強いられます。外からクラブを下ろしたり、インパクト周辺で大きく腕をこねたりといった動きが過剰になります。オープンフェースの原因を解消すれば、すぐに改善できるので、クセが染み付く前に、速やかに改善すべきです! せっかくゴルフをはじめるきっかけを得たのに、なかなか思うようにボールが打てず悩んでいる方も多いと思います。初心者がゴルフへの興味を大きく損なう最大の原因は、オープンフェースのインパクトです。スライスに悩まされる最初の壁を突破できれば、ゴルフを続けるモチベーションが断然高まるはずです。 受講者の...
2017/04/06サイエンスフィット レッスン

90をコンスタントに切るためのスイング改善【4】

90切りスイングは、100切りスイングを基本として、コック&リリースのリストワークを加えていくことが中心となります。ここで、もっとも気をつけたいのは、腕の振りばかりに気を取られて、100切りスイングの基本がおろそかになってしまうことです。そこに気付かないまま、練習を続けてしまうと、どんどん当たらなくなります。これが、90切りスイングの大きな壁です。今回はその壁について、具体的に説明したいと思います。 初回のスイングでは、体の回転で打つ100切りスイングの仕上がり後だったので、テークバックでクラブヘッドが上昇せず、コックもほとんど入っていません。腕の上がる位置も低くなっています。それと比較すると...
2017/03/23サイエンスフィット レッスン

100をコンスタントに切るためのスイング改善【4】

これまでの3回のレッスンで、100切りスイングに必要な基本をお伝えしました。まずは、これらをきっちりと体で覚えることが大切です。しかし、練習熱心な人ほど、逆にあれこれ取り組みがちで、いつのまにか基本から外れていることが多いです。そこに気づかず練習を続けていると、元のスイングに戻ってしまうというリスクもあります。いうなれば、これが100切りスイングの壁なのです。 初回と比較すると、明らかに外から下りていた軌道が、かなり改善されていることが分かります。大きくスライスするようなことはなく、ほぼストレート。コースでは大ケガをしない球が打てるようになってきたと思われます。 90台レベルのゴルフを目指す受...
2015/03/04サイエンスフィット レッスン

ダメなループと良いループ

気にしなくてもいいループもあるんです! 連載第236回目を迎え、新たなレイアウトでスタートする当連載。うまくお伝えしきれなかったところを改善すべく、写真は拡大可能で、ドリルを中心とした動画を随所に盛り込んでいきます!今回のテーマは「ダメなループと良いループ」。ループとはいわゆる、テークバックとダウンスイングの軌道が異なる状態です。8の字を描くような軌道となりますが、問題なのは、その描き方。ループにも、直ちに改善しなければならないものと、あまり気にしなくて良いものがあるのです。今回のお悩みはというと・・・。 「右にも左にも、どこにでも行ってしまう状態に悩んでいます。ショートゲームには自信があるの...
2020/02/20サイエンスフィット レッスン

初心者がまっ先に身につけるべき基本のキ

ゴルフをこれから始めたいという人、クラブを握って間もない人、さらには、ゴルフ歴は長いけれど、スライスから抜け出せない人。そんな人が、まず身につけるべき、絶対に外せない基本があります。プロレベルに迫りたい人も、レジャーとしてゴルフを楽しみたいという人も、スイングの基本はいっしょです! アマチュアゴルファーのなんと7割は、スイングの基本を外しています。基本を覚えるチャンスがあれば、もっと末永く楽しめるスポーツなのに…。自分にはゴルフが向いていないと断念してしまったり、スコアの壁を越えられず興味が薄れてしまう方が多いのは、とても残念です。今すぐに、悪いスパイラルと決別しましょう!今こそ、自分のゴルフ...
2020/04/30サイエンスフィット レッスン

プロ・アマ比較/スイング動作の決定的な違い【ヒップ編】

前回の「アーム編」に続き、今回は「ヒップ編」。3Dモーションキャプチャーのデータから、スイング中のお尻の動きに注目します。左腕の動きと同様、プロとアマの決定的な違いが随所に見られる部分です。アマチュアは腰を回転させているつもりでも、ちゃんと回っていなかったり、そもそも、腰が回転しやすいアドレスができていなかったりする傾向にあります。 さらにいうと、腰の回転やヒップ・ターンといった、「回す」という言葉の誤ったイメージが、プロとアマチュアの決定的な違いをもたらします。腰は意識的に回転させるものではなく、お尻のある動作の結果、勝手に軸を保ってキレイにクルッと回転しちゃうものなのです。打球の安定性に大...
2018/01/25サイエンスフィット レッスン

腕はまっすぐ下ろさない!?(後編)

前回、ダウンスイングでは腕を剣道のように振り下ろすのではなく、左腕を外側に捻り戻しながら振り下ろすことが大切であるとお伝えしました。この感覚を体得する上で、基本になるのがアプローチです。長いクラブでは、不十分な左腕の戻りをある程度小手先で調整することが可能ですが、アプローチではその調整が難しくなり、根本的な問題が顕著にあらわれるからです。また、アプローチではクラブが大きく寝てしまうのも厳禁です。 アプローチが苦手な人には、長いクラブのようなイメージで振っているケースが多くみられます。アプローチもドライバーもスイングの基本は同じですが、長いクラブのような感覚で振ってしまうと、その問題が大きな...
2016/06/23サイエンスフィット レッスン

ショートアプローチはロングパットのイメージで

誤ったアドレスがアプローチのミスを招く ざっくりやトップに悩まされるなど、アプローチが苦手な人のショットは、間違いなく、すくい上げるような軌道になっています。そして、ほとんどの人は誤ったアドレスをしています。アプローチをスイングの小さいバージョンだと考えがちだからです。しかし、スイングというよりは、パットのストロークに近いイメージなのです。今回は、そんなアプローチの苦手な人が登場。アドレスを正し、イメージを正すだけで、すぐにアプローチが良い感じになりました! 通常のスイングとアプローチには、スイング自体に基本的な違いはありません。違うのはクラブの長さとボールポジションだけ。クラブが短くなるほど...
2015/11/25サイエンスフィット レッスン

引っ掛けを嫌うほど引っかかる理由

引っ掛けが止まらない!? 引っ掛けが出始めると、それをなんとか直そうと対処するほど、もっと引っ掛けが強くなるといった経験はないでしょうか?ほとんどの原因は、構えた時点からフェースをどんどん閉じていってしまうからです。どうして、引っ掛けたくないのに、もっと閉じてしまうのか?今回は、アイアンが強く引っかかることに悩む方が登場。引っ掛けを嫌がるほど、フェースを閉じてしまう原因について、しっかり自覚することが肝心です! 【今回の受講者のお悩み】 「一度、このレッスンを受けて、すぐにスライスから脱出することができたのですが、今の悩みは引っ掛けです。ドライバーはそれほどではないけど、ショートアイアンなどで...
2020/02/27サイエンスフィット レッスン

フックに悩む人の要チェックポイントはココ

世のアマチュアゴルファーの7割がスライサーである一方、フックで悩む人は、実は上級レベルにかなり迫っていると考えられます。ボールをつかまえる感覚が備わっているからです。問題は、ボールを過剰につかまえがちであるということです。フックに悩む方は、ぜひとも参考にしてみてください。 もちろんフックにもさまざまな原因があります。自己流で良かれと思ったやり方で改善しようとすれば、そこから抜け出せなくなってしまう厄介なケースもあります。しかし、スライサーと比較するとスイングの基本はできているので、冷静に問題点を見極めることができれば、スイングを大きく改善できるはずです。 【受講者の悩み】 「ドライバーのフック...
2019/01/31サイエンスフィット レッスン

大きな難関!手首のフリップを改善(スイングレベル3 後編)

深いタメと鋭いリリースでクラブヘッドを最大加速!こんな言葉を聞くと、とってもイメージしやすいし、非常に魅力的です。実際、多くのアマチュアは、タメが浅い上に、リリースを意識して、左手首が甲側に折れてしまいます。そこで、魅力的な言葉に誘われて、意識的にタメを作ろうとしても上手く行かず、リリースに至っては、まったくタイミングが合いません。しかし実は、タメもリリースも、どちらも意識的に作れるものではないのです。 まずは、タメとリリースの誤解について知っておきましょう。多くの人のゴルフスイングの認識は、ダウンスイングでタメたものを、インパクト直前の腕や手首の操作でリリースするものと考えがちです。しか...
2018/02/15サイエンスフィット レッスン

スイングは良いのになぜ左右に散るの?(前編)

とてもレアなケースですが、ヘッド解析、シャフト解析、動作解析の評価がとてもバランスが良いのに、コースではショットが安定しないという人もいます。当然、スコアがまとまらず、スイング解析の評価と実際のスコアが、大きくかけ離れてしまう方です。その問題がスタジオの短時間の計測ではほとんど見られず、コースに出ると、それが大きな問題となって現れます。しかし、原因は意外と初歩的なことだったりするのです。今回はそんな受講者のお悩みを解決しましょう! 練習場では良いのに、コースでは乱れてしまう。一度乱れ始めると、立て直しができず、どんどんスコアを崩してしまう。こうした人は多いと思います。練習場ではマットが滑る...
2019/11/07サイエンスフィット レッスン

そうじゃない!「タメとリリース」の誤解(前編)

タメとリリースは、弾道の安定性や飛距離アップに欠かせないものですが、多くのアマチュアが誤解してしまうところでもあります。弾道が不安定であることはもとより、フェアウェイウッドが当たらない、ドライバーとアイアンのどちらか一方しか好調にならないといった不満はありませんか?そんな人は、間違ったタメとリリースを行っているかもしれません。 みなさんは「タメとリリース」に関して、どんなイメージをお持ちですか?インパクト直前ギリギリまで腕とクラブの角度を保持するのが「タメ」、タメた腕をインパクトで一気に返すのが「リリース」。そんなふうに考えていませんか?しかし、タメとリリースは、どちらも意識的に行うもので...
2019/11/21サイエンスフィット レッスン

そうじゃない!「タメとリリース」の誤解(後編)

「タメとリリース」はインパクトでヘッドを走らせる上でも、安定した弾道を得る上でも重要です。しかし、タメとリリースは自然に得るべきもので、意識的に作るものではありません。多くのアマチュアが、タメを作ろうと努めてしまうので、自然なリリースを損なってしまうものです。今回の受講者は、「タメとリリース」を誤解し、かなり深みにハマッている方です。 意識的に不自然なタメを作ってしまうと、インパクト周辺で、故意にフェースを返さなければ戻せなくなります。今回の受講者も、プロの平均値以上の深いタメがあるのですが、腕を強くこねなければフェースを戻せず、弾道が極めて不安定になっています。でも、ちょっとダウンスイングの...